ちょうど僕が富士山に行く直前にスイスの友達が日本に観光に来ていた。
彼らとは一緒に富士山に登る予定だったのだけれど、到着する日時がギリギリで、飛行機の疲れや時差ぼけを考慮して、富士山に連れて行くことはあきらめた。ただ、富士山から帰ってきた後にご飯だけを一緒に食べることにした。
今考えれば彼らが富士登山をキャンセルしたのは正解だったと思う。富士登山は楽しかったけど、時差ぼけ&睡眠不足で挑むものじゃないだろう。富士山をなめちゃいけない。
待ち合わせは分かりやすいだろうと思って東京駅を選んだ。細かく言うと、東京駅の丸の内中央口。
彼らと連絡を取る手段は、彼らが公衆電話を使って僕の携帯へかけるのみで、僕から彼らへの連絡手段はない。なんだか久しぶりに待ち合わせをすることの難しさを感じた。電話中に決めたことをあとで簡単にメールで修正とかできないし、遅刻した場合知らせることもできない。
本当に彼らがちゃんと来てくれているのか心配しながらもあっさり見つけることができた!
スイスで会って以来の4年ぶりの再開だ。彼は全然変わっていなくてすぐに打ち解けられた。
連れて行ったところは比内やという比内地鶏を使った鳥料理のお店。魚はけっこう食べたみたいだし、
日本食で何がいいか考えたらやきとりになった。それと、学生時代に汐留でバイトをしていた頃、この比内やの親子丼が大好きだったので紹介してみたかった。
料理の説明や日本人はだいたい最初はビールを頼むとか軽い説明をした後、さっそく東京の観光について尋ねてみた。期待していた答えとけっこう違っていて驚いた。どうやら日本は僕が考えている以上に観光がしにくい場所のようだ。
・地下鉄が複雑でよくわからない。
まずは地下鉄で苦労したようだ。これについては納得。
日本人でさえ東京の地下鉄は分かりにくいと感じている人は多いのではないだろうか。
尋ねた人に教えてもらった料金が間違っていたことや出る必要のない駅で降りて、また買いなおさなければならなかったなど不満はたくさんだ。
ただ、2日目には東京メトロの英語版カラーマップを手に入れて、わからなかったところはかなりクリアになったようだ。"東京の地下鉄のことならなんでも聞いてくれ"って言っていた。
・英語が通じない。
これは少しわかるような気がするけど、日本では想像以上に英語が通じないらしい。"お前以外に英語を話す日本人がいない"って言ってた。(笑)僕の英語はなんとか会話ができる程度だけど、それだけ英語を話せる人が見つからなかったということだろう。
電車で移動するときにJRでもメトロでも駅の職員に英語が通じなかったようだ。しかも、英語が話せると思って訪れた新宿の観光情報局はちょうど改装工事中で閉まっていたらしい。
・日本食の店で高いものを売ろうとする。
寿司屋でボッタくられそうになったということだ。
注文をした寿司よりも高い寿司を出されて、その料金を払わさそうになったらしい。
たぶん安めの1人前セットのようなものを頼んだのだろうけど、店側が高いものを出してその代金を要求してきたということだ。ここは日本だし、そんなことをすることはないと思っていたのだけれど、彼らが受けた印象は本当のことだし正直少しショックだった。日本にも外国人観光客料金とか存在するのだろうか?
日本では水やお茶もタダだということを教えるとびっくりしていた。ランチでどこかのイタリアンに行ったらしく、ピザ1枚にドリンクですごい高かったようだ。しかもその店では水の料金を取られたと言っていた。きっとかなりいいレストランに入ったんだろうな。
居酒屋のお通しのシステムも外国人には難しい。レシートを見てもなんだかわからないものが計上されているわけだしね。日本人の僕でさえ、あれは理解しがたい。(座席料と思うしかないかな。)
帰りは東京タワーに寄ってから帰ることにした。桜田通りから見る東京タワーが好きなのでそこを案内した。明日の朝、仕事前に少し築地を案内することに決めて、今日はお別れ

比内や。なつかしー。
返信削除あの親子丼は今の健在でしたか!?