2009年8月23日日曜日

富士山 その2

頂上に着いたのはいいけれど、どうやら僕は高山病にかかってしまったらしい。症状は昔1度だけ味わったことがある二日酔いに少し似ていた。起きてても横になっても気持ちが悪くて、だからといって吐いてしまうほどでもないみたいな。。。
酸素ボトルは持ってきていたので、吸ってはみたもののあまり効果はなかった。やはり治療方法は下山することしかないみたいだ。

それと同時に視力の低下は精神的に痛い。せっかく手術したのに。。。術後1ヶ月近く経つはずだけれどレーシックでは激しい運動は1ヶ月後にしてくださいとのことだった。富士登山って激しい運動に含まれていたのだろうか?富士山は登り始めると10時間近く歩き続けることになる。しかも睡眠なし。カロリーはフルマラソンの2倍近く消費すると言われているし、少し考えてみれば明らかに激しい運動だ。そして気圧。やはり気圧が水晶体に影響を及ぼしているのでは?などと考えていた。
頂上では山小屋に入っても何も食べる気も飲む気もしなくて、とにかく早く下山して楽になりたい思いでいっぱいだった。

頂上で少し写真を取って、すぐに下山することにした。下りは曇り気味で、温度上がりすぎず快適な気温だった。ただ地面が乾燥していたので誇りがすごいし、風で砂利が目や口に入ってくる。行きはけっこういい準備ができたと思っていたけど、帰りのほうが準備が必要だったのかもしれない。
レーシックでもらった保護用メガネがあれば大活躍だっただろうな。持ってくるつもりだったサングラスもうっかり忘れてしまった。あとマスクなんかも必要だろう。誇りがすごいので口に砂利が入る。今度登るときは持っていこう。今度がいつになるかは知らないけど。
そしてもう1つ注意すべきことは写真。途中スキップしながら下山して遊びながら、かなり速いスピードで降りてきてしまったのでほとんど写真をとらずに下山してしまった。。もうちょい遊びながら下山を楽しめばよかったな。

5合目についた頃、再度また問題に直面することになる。
これはタクシーに乗ってきたときからわかっていたことだが、2合目に置いた車をどうするかということだ。残念ながら2合目で泊まってくれるシャトルバスはない。
5合目でソフトクリームを食べながら休んでいたときに近くの人に声をかけてみた。現状を説明するとその人たちは、運転手を2合目まで連れて行ってくれることになった。車のキャパもあって、4人全員を2合目まで連れて行くことは不可能だけれど、運転手が1人でも2合目に着けば、後は5合目まで迎えに来てもらえる。
しかし、この案もダメだった。また交通規制をしているらしく、運転手が2合目まで行けても、5合目まで迎えに来ることはできない。
結局、残された3人で運良く帰宅途中のガイドさんをヒッチハイクで捕まえて2合目まで戻ることができた。
今回の旅はラッキーなことの連続だった気がする。
ただひとつ、視力があまり回復しないことを除いては。。。

0 件のコメント:

コメントを投稿