世界を旅しようと決めて、世界一周チケットというものを発見してから、世界一周チケットをどう使いこなそうかということを考えてきた。
しかし、テレビの宣伝なんかで見るとわかるように格安チケットってのは本当に安い。
上海まで2万円だとか、カリフォルニアまで5万円だとか。
そういうのを組み合わせたとしたら、実は世界一周チケットってそんなにお得なものではないのかもしれないということを改めて考えていた。
しかも、今考えている旅行は飛行機に乗っていろんな都市を回るのではなく、地域に着いたらほとんどは陸路で移動し、そこの人たちの生活を感じようと考えているわけだから、世界一周チケットのメリットをいかせていないことになると考え始めた。
そういうことで一度、旅行代理店に相談に行ってみた。
代理店に着くと、それぞれ地域ごとにブースが別れているのだけれど、僕のプランの中ではシンガポールを最初の拠点として考えているから、まずアジアから見ていった。シンガポール2.5万円とか書いてある!これで行ければめっちゃ安いですな。
アジア担当の人に僕の旅行プランを話した後、自分が考えているチケット購入方法について確認してみた。
”格安チケットを買って、往路を破棄するってのはどうなんでしょうか・・・”って言ったら、"それは無理です"ってキッパリ否定され、何考えてるんだこいつは?って目で見られた。
何やら、格安航空券は格安である理由がいろいろあるらしく、キャンセル料を後から請求されるということなのだ。
人によっては破棄して搭乗しなかったことで正規料金並みの額を払わされる人もいたらしい。
格安チケットからすれば正規料金のチケットは信じられないくらい高額だ。
(シンガポールと成田の往復で28万くらいするらしい。)
とはいえ、納得いかないことはいくつかある。そもそも、往復料金で買っているのだから、復路に乗らなくたって料金を追加で払う必要はないんじゃないか?
到着するまで航空会社が待って、その請求が来るみたいなことも言っていたが、直前に間に合わないみたいなことを電話すればその額も請求されることはなくなるんじゃないの?なんて考えてみたりした。
なんか言いくるめられたような感じがして、納得いかないことが多い。
そして、じゃあ片道チケットでってことになると、復路の航空券がなければVISAがどうこうという話になる。だったら、俺がblogで見たりしたバックパッカーはどうやって旅してるわけよ?って答えにはあいまいな回答しか帰ってこない。
国によっては、いろんな人に入国されて居座られてはこまるってのはわからなくはないけど、じゃあ陸路で入ってくる人はどうするのって聞きたくなってしまう。
あんまり対応している人自身がよくわかっていないのだろうかという疑問を持たざるを得ない。
なんだかんだでいろいろ話しながら、出てきた案で一番使えそうなのは以下のようなチケットを購入すること。
Narita - Singapore - (東南アジアを周遊) - Instambul - (中東からアフリカにかけて自力で移動) - Cape Town - Singapore - Narita
成田発、往路の行き先がケープタウンもしくはイスタンブール、復路の出発地がイスタンブールもしくはケープタウンという、ケープタウン/イスタンブール間でのオープンジョー・チケットになる。
ケープタウン/イスタンブール間というまるまる1大陸入ってしまう距離をオープンジョーする人ってどれだけいるんだろうか?これは旅行者にとってはいいネタになるかもしれない。
上記のチケットで買えば、今回のたびで行きたいところのオーストラリア以外を見て回ることが可能だ。
オーストラリアには是非とも尋ねたい人がいるのだが、日本に帰ってきてから個別に行った方が効率的なのかもしれない。