2011年5月31日火曜日

気がついて見れば、5月ももう終わり。

農場のイチゴはもう取り終えて、
片付けに入りました。

が、うちのイチゴは近頃になって、
ようやく実がなるようになりました。

中国に行ったり、
収穫で忙しくて水をやる暇がなかったりで、
かなり瀕死の状況に追い込んでしまいました。

春になって温度があがり、
急激に木が大きくなっていってようやく
実を付けました。

まぁ農場のように甘くはないですが、
なかなかのできです。

2011年5月28日土曜日

祝!旅本完成

数か月前に、旅友達からちょっとお声がかかった旅本企画。
旅人達それぞれに自由にページを作ってもらい、それを集めた本

残念ながら原稿締め切り時期がちょうど
収穫時期のピークに重なってしまい、
書きたかったけどあきらめてしまった。
あのころは朝起きて、
帰ってきたら寝るだけで精いっぱいだった。。

でも、できあがりを見たら寝る間を惜しんででも
参加するべきだったかなぁと、ちょっと後悔。

チェンマイで会ったかよこがいい写真載せてんだよなー。
知り合いがやったからとか、お世辞じゃなくてすごいクオリティでした。

旅本のコンセプトはここ
自費なので一般の書店で販売されてませんが、高円寺のビレッジバンガードで販売される予定??

今日は、その旅本の完成披露会的なパーティー
チェンマイで会った友達と一緒に参加したのだけれど、
そこには、なんとケニアで会った人たちにも!
こんな偶然ってあるもんなんだね。

そのケニアで会った人たちってのは、まさにblogに書いた人たち。

2人のうち1人はすぐにわかったんだけど、
パスポートをなくしてしまった”まさ”は全然認識できなかった。
同じ”まさ”だったんだけども。
なんせあの頃の彼はひげもじゃだったからね。
アフリカは人を変えます。

反対に俺も全然気づいてもらえなくて、、
ひげ生やしてルンペンみたいでしたよーなんて言われちゃいました。笑
やっぱりアフリカは人を変えます。
もうちょい旅の間もおしゃれに気を使うべきだったかな。

彼らはあのあと昆布茶に勇気づけられながらも
無事に旅を続けられたようで
よかったよかったっていう話です。

今日は、チェンマイで一緒に旅したマレーシア在住アメリカ人とも
一緒に合流したりと、久々になんだかいろんな人に
会って話せて東京の良さを感じる日だった。

旅を思い出して、また旅に出たいけど、
今は旅に行けないのがもどかしいな。

2011年5月27日金曜日

収穫終了

11月の末から始めたイチゴの収穫も
今日でようやく終了。

収穫は、朝から何時間腰を曲げていなければならない。
それが毎日続く。
1週間とか、1か月ならそれほどのことでもないけど、
さすがに半年続いてきたので、
5月は腰がきつかった。

農家にとって体は資本。
腰を壊してしまったら仕事にならないから、
ケアしながらもがんばらないとね。

春のイチゴは、冬のイチゴとは全然様子が違う。
温度も上がって、日差しも強くなる。

冬場はぐっとまとまっていたイチゴたちが
一斉に大きくなっていく。
葉柄が伸びて、葉っぱが広がり、
葉っぱをかき分けて収穫しなければならなかった。
さらに、病気や虫も出てきたり。

一時的にイチゴの味が薄くなったりしたこともあったけど、
最後の方は味が戻ってきてちょっとびっくり!
そんなイチゴたちも、半年間頑張ってきてくれたので
ありがとうの気持ちをこめて作は終了。

すでに来作のために、
親苗には子苗たちが付き始めているけれど、
今作はやりきりました!

2011年5月13日金曜日

外干し解禁

今年はかなり花粉症がきつかった。

なんせ、実家の周辺には杉が
わんさか植えられてましたんで、
物心つく頃にはすでに花粉症。

去年はアフリカ大陸に
いたもんだから花粉のことは
気にしなかったんだけどね。
あれからもう1年もたつなんて、
時がたつのは早いもんだね。

今日はお休みで、
いつもどおり午前中に家事をすませた。
休みなのに6時に起きてしまうのは
体が慣れてしまったからか。
もちろん早く起きた分は昼寝するけど。

選択が終わった後、
3月以降はずっと部屋干しだったけど、
今日から外干し解禁!
もうそろそろ花粉症も大丈夫っしょ。
洗濯物を外に干すなんて
なんてことないことなんだけど、
どれだけ待ち望んだことか。
今日は布団もふかふかで寝られる。

最近はカエルの鳴き声も
よく聞こえるようになってきた。
田舎暮らしって四季が
感じられることが多い。

2011年5月2日月曜日

風が。。

最近の風、強すぎ。。

ビニールハウスは
そんなに頑丈じゃないのよ。

ビニールハウスはご存じのとおり、
鉄骨にビニールが張られてるだけです。
風にあおられると結構弱い。

農場で使っているハウスは
屋根やサイドが開閉式になってます。
普段は問題ないんだけど、
風はねぇ、、

ちゃんと締め切っているのにもかかわらず、
下や横から煽られて
ビニールがバサバサ。

それがひどくなると鉄骨が
曲げられたり、ビニールはがれちゃったり。
見事に仕事を増やしてくれます。
これも勉強。
ありがたいと思わないとね。
自然の力って改めてすごいって思いますわ。

さて、最近は親苗も大きくなってきた。
親苗をナイアガラに移設中でっす。
これからランナーを伸ばして
子供たちを付けてもらいます。
あと1カ月かそこらで子苗ができるのかぁ。
収穫もあと1か月。
早いもんだねー。

2011年4月21日木曜日

金1500ドルを突破

金価格の上昇がなかなか止まらない。
歴史的な高値を更新し続ける金は、
先日1500ドルの大台を突破した。

ちなみに1500ドルは1オンスの値段。
1971年のニクソンショックの前までは
金1オンスで35ドルだった。
この40年でドルの価値は1/40程度になったことになる。

この原因はQE2(量的緩和)によるドルの大量発行、
原油高によるインフレーション、
S&Pの米国債格付け見通しの引き下げ
(AAAポジティブからAAAネガティブへ)
などなど。

S&Pはアメリカの格付け会社で
サブプライム問題の生みの親みたいなもだ。
数か月前には日本国債を格下げしたが、
下がり続けるドルを下支えするため
だったという疑いがある。
そもそも日本の債務状況が悪いのは
すでにわかりきったことだ。
さらに米国の債務状況を見ても
いまだにAAAなどとよく言ってられるもんだ。
格下げされるのは必然的だが、
アメリカの格付け会社であるS&Pが
どのように格下げの発表をしていくのかは見ものだろう。

先日、ドル円については
円高傾向が終了したか、
もしくはその終了が近いかもしれないと書いた。

けれども、ひっかかることが1つある。
それは、米国債はいずれ債務不履行になるだろう
とも考えているということだ。

その時にドル円がどうなるのか、
その見通しが難しい。

要するにドルもダメなんだけど、
それに追づいするようなことをしてる
日銀の円もダメなんじゃないのってことだ。

ドルや円に比べるとユーロはもう少しマシかもしれないけど、
PIIGS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)などの
債務の問題や、ドイツとフランスが仲悪くなってたり、
こっちも不安要素が多い。

そしたらどうすればいいのか。
史上最高値を更新中ではあるものの、
やっぱり金を持つべきではないだろうか。

金を持つことは保険だとも考えられる。
海外旅行保険とか、
火災保険とか、
地震保険とか、
万が一に備えて保険に入っている人はたくさんいるはず。

だから万が一の急激なインフレーションに備えて
金や銀など実物資産を保険だと思って持っておく。
こう考えている人はどのくらいいるだろう?
まわりのみんなが持ち始めたらそれはバブル。
今、金を買っている人がどのくらいいるだろうか。

保険に入ってて、けがをしなくてもいいじゃない。
でもけがをしたら保険に入っててよかったって思うでしょ。

それと同じように金を持っててインフレにならなくてもいいじゃない。
でもインフレになったら金が役に立つよ、きっと。

2011年3月29日火曜日

世界から見た日本

福島ではついにプルトニウムまで発見されて、
状況は収まるどころか悪化しているように思われる。
東電はお手上げで、原子力について先進国のフランスに
助けを求めているという記事まである。

そういえば今回の地震、
東北関東大震災なのか、東日本大震災なのか、
NHKと民法で呼び方が違うし、
いったいどっちなんだろ?

今回の大震災について、
日本は世界から注目を浴び、
世界の人々が応援してくれている。
台湾なんて、あの小さな国が
3億円もの義援金を寄付してくれるという。

Facebookでも多くの友達が
日本のことを心配し、
声をかけてくれた。

あらためて気づくことは
関心を持ってもらえるということは
それだけで大変心強いということだ。

逆に考えると僕は、
世界の人たちに対して
どれだけの関心を持っていたのだろうか。

今、この日本の大地震と同時期に
同じかそれ以上の注目を浴びているのは、
リビアの内戦だろう。

少し前に触れたように
リビアではカダフィ大佐の政府軍と、
それに対抗する反政府軍の内戦が続いている。
国連安保理ではリビア市民保護を目的に
NATO軍が結成されているが、
NATO軍は明らかに反政府側について、
戦争に参加している。
これは内政干渉に他ならない。

この内戦の被害を受けている人たちに対して
自分はどれだけ思いを寄せているのだろうか。
まずは関心を示すこと、それくらいはやっていきたいと思う。

今は震災後だし、被災者の方々の心配をすることは
当然のことだと思うし、何かできることをしたいと思う。

自分が今のところできたことは募金くらいだろうか。
今、東北に行っても邪魔になってしまうだけだし、
もう少し落ち着いてきたら行ってみようと思う。

2011年3月25日金曜日

原子力について考える

今回の福島原発問題は、日本だけではなく、
世界のエネルギー政策に対して大きな疑問を投げかけた。

ここ数年、原子力推進へと向かう力が大きくなってきたので、
今回の事故はそんな矢先のまさに考え直す機会となった。

震災後から今日までで、その危険性が露呈されるようになったが、
原発は脱石油、温暖化防止策、エネルギー自給率のアップと言われ
原発推進が進められていた。

以下のホームページで原発について
いろいろ書かれているのでご参考にどうぞ
http://www.enecho.meti.go.jp/genshi-az/index.html
今は危険だとわかるものが、かなりいいこと尽くしかのように
書かれていることを理解していただけるのではないだろうか。
ああいうふうに書かれているのは、原発推進派のHPだからだろう。

安全だと言われてきた原子力だが、
世界では古い原子炉の見直しや、
建設中もしくは建設予定だった原発計画の停止など、
今回の事故が世界に与える影響は大きい。
脱石油を掲げ、原発を推進する計画を発表していたオバマ大統領に
とっても頭の痛そうな問題だ。


さてさて、原発を中止したからといって、
人間がその分の電気を使わないで生活するかというと、
そうもできない。
そうすると、その代りに使うのはやっぱり
石油、天然ガスなどに頼らざるを得ない。

原子力は確かに危険だが、
石油などの燃料はいつかは底を突く。

単純に原子力に反対するだけではなく、
現状を捉え、将来を見据えて、
エネルギー政策を考え出さなければならない。

2011年3月24日木曜日

円高時代の終焉が近い?

先日、円高が進んでついに80円台を割って、
76.25円にまで到達。
史上最安値を更新したドル/円だが、
今は80円台の水準にまで戻している。

個人的には以前からドルについてはかなり悲観的で、
あまり積極的に持つべき通貨ではないと考えていた。

しかし今回のこの76.25円、もしくは今後数カ月以内に
さらなる円高の記録を更新して、
2007年から始まった円高傾向が
終焉するという可能性を考えるようになった。

その原因は今回の原発事故、協調介入、
量的緩和の開始などなど。
多くの原因が絡んでドル/円は
ここ数年間続いた円高時代を終えるかもしれない。
ひょっとすると1971年のニクソンショックの1ドル=360円から
始まった40年間の円高局面が終了する可能性すらありうる。

円安に向かうなら輸出型の日本の経済が
救われてよかったなんて考える人もいると思うが、
今後、上がっていくであろう物価を考える必要がある。

原油やガスなどのエネルギー、
小麦粉やコーヒーなど食品、
そのほかの金属などの商品価格が高騰した場合、
円高傾向にあった時よりも
物価がさらに上がっていくことになる。
そういった生活の被害を被りやすくなるのは一般消費者だ。
その場合は円安がいいなんて言っていた人は
考え直すのではないだろうか。

たとえば今ガソリンが150円程度なのは
1ドル=80円だからであって、
1ドル=120円だったら180円くらいになっているかもしれない。

米国はリーマンショック以来、大量にドルを刷って、
量的緩和を実施し、自国の通貨を傷つけている。
日本もその道に走ってしまうのだろうか。
しばらくドル/円の動きに着目しておこう。

なお、ここでドルを買ってその後円高になって
損をしても、責任は取りませんから。

2011年3月22日火曜日

春の到来

このたびの地震で犠牲になられた方々の
ご冥福をお祈りすると共に、
被害を受けられた被災者の方々に
心よりお見舞い申し上げます。


ここ茨城は東北ではないけれども、
かなりの被害を被った被災地です。
にもかかわらずあんまり目立たないので、
うちらの間では、”忘れられた被災地”って言ってます。

最近では福島原発事故の影響で、
農作物への放射線問題についても
茨城はけっこう被害を受けている。

このような震災がきたり、
いろいろ身の回りで起こっていて、
気分はまったく春とは程遠いけれど、
季節は確実に春に近づいてきた。

1つは親苗の準備。
まだ今年の収穫が続いている者の、
来年のための親苗を準備しなければならない。
苗は冬を乗り越えて育ってきたので、
次は土づくり。
収穫の合間をとって、親苗のベッド作りだ。
この時期が来ると春だなーという感じ。

2つ目は花粉症。
これは何十年に一度の大災害の時だろうが毎年やってくる。
去年は南アにいたから楽だったけど、日本の花粉時期はきつい。
春に楽しいイメージを抱く人も多いかもしれないが、
自分にとってはつらい春。
今年は特につらい春になってしまったなぁ。

3つ目は苗の成長
いっつも苗をしっかり観察するようにしていたのだけれど、
震災以降は忙しすぎてすっかり観察がおろそかになっていた。
久々にしっかり観察しなきゃと思ってみてみると、
苗がずいぶん変わっている。
葉っぱが厚くなって、葉柄がかたくなって、
木が全体的に大きくなって。。

毎日見ているイチゴもしっかり観察しなきゃな。
見るだけではダメ、しっかり観ないと
気付くことにも気付けなくなってしまうので。

2011年3月11日金曜日

地震 in 下妻

いつもどおり、朝日が昇る少し前から収穫を開始。
いつもどおり、お昼前くらいに収穫を終えて、
いつもどおり、軽く昼飯を食べてから、
いつもどおり、選別を始めた。

そして、選別中に地面がふつふつと動いた。
いつもどおりじゃない。
いつもどおりなら、地震は横に揺れるのに
なんか地面から湧き上がってくるかのような縦揺れ。
これはやばい、かなり大きい地震が来る!

そしてついに揺れが始まる。
揺れる揺れる、やっぱりデカい!
棚を倒して、本が吹っ飛んで、それでもまだ揺れる。
あれ?止まらない。
長いぞ、今回の地震はっ!

並べて積んでいたイチゴたちをおさえていたけど、もう無理。
ごめんなさいイチゴさん、
イチゴも地面に散乱。

ちょっとおさまった瞬間に事務所から外に出る。
その後も地震は続く。

ようやくおさまったかと思ったところで、
ちょっとのぞいてみるともう中は
しっちゃかめっちゃか。

普段でさえ、もので埋め尽くされている事務所だけど、
地震ですんごいことになっている。
トレーに積んでいたイチゴは地面に飛び散り、
棚に積んでいた箱やふたは散乱。
棚自体が倒れて、壊れているし、
冷蔵庫の上に積んであったトースターも下に落ちて、
冷蔵庫そのものも動いていた。



そして外に出て道を見てみたが、
余震は続き、トラックたちも揺れている。



道に亀裂が入っている!
10cm以上段差ができてるっ!

いったん、自分の家を確かめるために一回帰宅。


帰り道で目にしたものは、塀が崩れ落ちている光景。
それに、信号がついていない。

いったいどうしちゃったんだか、
まるで日本ではないみたい。


自分の部屋についてみると、当然なんだけど
電気はつかない。
キッチン棚の扉があいて、食器が散乱、
観葉植物の土が飛び散って。。
でもラッキーなことにテレビだけは大丈夫だった。
ふぅ。

一応部屋を確認して大した問題もなかったので
またまた農場に戻る。
農場の後かたずけはこれまた大変。
いつもなら電気でハウスを開け閉めするのだが、
電気がつかないものだから手動でやるしかない。
いつもなら30分の作業が4人掛かりで1時間。
ほとほと電気ってのは重要なもんなんだな。

そんなこんなで真っ暗になった中を帰宅。
やっぱり信号はついていない。

そして帰ってみたらいつの間にか水もでなくなった。
電気もつかないからろうそくに火をともす。
こんな生活どこぶりだろう。
ベトナムでは火事騒ぎを起こしてしまったので
ろうそくの火を忘れずに消して寝た。

2011年3月8日火曜日

中東の混乱とガソリン価格の高騰

最近のニュースでもよく取り上げられるようになってきたが、
ガソリン価格の値上げが続いている。

WTI原油価格は100ドルを超え、
2008年の最高値150ドルが意識されるようになってきた。
原因は中東地域のデモなどの影響による生産減少が
懸念されていると言われている。

サウジアラビアが増産を発言し、
一時的に原油の上昇がおさまっているようだが
本当に増産するんだか。。
そもそもサウジは過去2回増産するって発言して増産してないし。
国の発言だからって信用できない。

価格高騰の原因と言われている中東の混乱は、
チュニジアのジャスミン革命から始まり、
エジプトに広がってムバラク大統領が辞任した。
その後も、バーレーンやリビアに広がって、
リビアではカダフィの政府勢力と反政府勢力との
内戦状態になっている。
欧米日のマスコミはカダフィを悪者にしたいようだけど、
これも実際にはどうなんだろうか。
西側の政府勢力と東側の反政府勢力。
カダフィを支持する国民もいれば、反対の国民もいる。
そもそもリビアは別々に統治されていた地域が1つになった国だ。
石油は東側にあるが、西のトリポリにいるカダフィが実権を握っていた。
しかし、強いカダフィがいたことで
外国からの利権侵害を守ってきたともいえる。
石油利権を取り戻したい東側と、今の実権を維持したい西側。
さらにこの混乱に乗じて石油に関して有利な立場になりたい欧米。
リビアの内戦は簡単には終わりそうにない。



さてさて、東京にいたときは車を使ってなかったけど、
車を使う身になってからは石油価格の上昇は手痛い。

さらに農業はエネルギーをたくさん使う。
石油を使うし、電気も重油も灯油もガスも水も。
だからエネルギー価格が上がったら、
食料価格が上がるのは仕方がないことなんだろうな。
石油が上がったからって、すぐにそのコストを
上乗せすることはできないからそこらへんも難しい問題。

2011年2月27日日曜日

追肥

このところ毎日収穫するイチゴの量が半端ない。
垂れ下ってる実や花の数を見てもびっくり。
写真撮っておこうかと思ったけど、
携帯の写真もダメだし、デジカメも壊れたまま。
新しいのほしいけど、何にしたらいいのか迷います。

ブログの更新が減ったのも
写真撮ってないからかなー。
忙しさってのもあるけど。

今年は1日あたりの収量が例年に比べてかなり多く、
大幅に記録更新しているので
そりゃ大変で忙しいのも当然です。

忙しい中、毎日行っているのは追肥。
夏の頃は基本的に水だけあげてればいいんですが、
今は水と一緒に肥料も流してあげます。

イチゴがたくさんできるってことはその分の成分を
たくさん土から吸ってるわけで、
減った分は補給してあげないと実もできなくなっちゃうわけです。
植物だって無から何かを作り出せるわけじゃないし、
土にある成分も植物が吸えば減っていきます。

3大肥料と言われているNPKだけじゃなくて、
他にもいろんなものを流します。
NPKのNは窒素ですね。

農業やっている人だったら肥料=窒素みたいに
考えている人も多いのかも。
普通の人が聞いたらなんで空気中の窒素が
肥料になるわけ?みたいな感じなのかな。

窒素の細かい話はまた今度に。

2011年2月20日日曜日

お天気

このところ冴えない天気が続きますね。
1月はあれだけ晴れ続きだったし、
季節の変わり目ってのはこうなるもんなんですかね。

農業では雨のことを天気が悪いというのではなくて、
曇りだって天気が悪いんです。
光合成できる量が晴れの日と全然違うので。。

今週も天気予報では曇りの日が続きそう。
曇り1日で収量が1割減、
2日で3割減と言われてます。

このところ収量が増えてきてて体の方がきつかったんで、
ちょっと減ってもらうと助かるっちゃぁ助かるんですが
そんなこと言っちゃいけませんな。
ってすでに言っているけど。

それにしてもこのITがはびこる現代でも
まだまだ天気の力ってのはすごいもんなんですねー。

2011年2月13日日曜日

ハッピーバレンタイン

だいぶブログの更新が滞ってしまった。
エチオピア、スーダンにいたとき以来かな?
一度滞っちゃうとなかなかアップできないもんなんだけど、
あきらめずにがんばらねば。

このところ、バレンタインの時期でイチゴの出荷も大忙し。
朝早くから夜遅くまでほとんど休む時間もなかったなぁ。

ただ、休みはやっぱり休まないとね。
ちょっと都内に進出してデパートを視察
銀座三越は大賑わい。
これからはアジア!日本はちょっと、、、なんて考えていたけど、
日本の購買力はまだまだ半端ないのかもって思えるほどです。
バレンタインデーだからっていうのと、改築の効果らしいですが。

そんな中、あった友達から義理チョコをゲット!
ありがとー!
義理1つだけでももらえるだけでうれしいですねぇ。


この頃は精神的にも体力的にも厳しいけど今が踏ん張りどころ。
きつい時期に耐えて成長していかなきゃいけませんな。

2011年1月16日日曜日

銀世界

今日も寒かったー!
起きたら一面、銀世界!

スタッドレスでもないし、チェーンもない車で
農場までたどり着けるか不安だったけど、
事故ることもなく農場に到着。
まだ、雪が降り注ぐ中収穫を開始しました。

寒い寒いと思っていたら
すぐに晴れ間が見えてきて、
雪もあっという間に溶けてしまいました。
朝のうちに写真でも撮っておけばよかったかな。
昼にはほんの少しの残り雪のみでした。

それにしてもほんと今年は晴れが多い。
晴れてない日はほとんどないですね。
今年はなんて言ってるけど、農業一年目。

それまではほとんど天気のことなんて
気にしてなかったんですけどねー。

2011年1月8日土曜日

分裂に向かうスーダン

ひさびさにアフリカの話題。

スーダンっていう国を知っている人は
どれくらいいるんだろうか。
”あいのり”でそんなあだ名の人いたっけかな?
くらいの知名度かな。

アフリカで最も広い面積を持つこの国は
内戦続きだとか、地雷がたくさんあってとか、
そういうことで知られているようだ。
でも、普通に日本で生活していたら
そうそう話題には上ることはないだろう。



そんなスーダンについて自分なりにまとめるとこんな感じ。
・人がめっちゃやさしい。
何度もゴハンをおごってもらったし、
宿を見つけるのに車に乗せてくれたり、
それでチップも要求してこない。

・とにかく暑い。
僕が行った時は50℃超えてた。
車の窓から入ってくる風がドライヤーを浴びてる感じ。

・ダニに気をつけろ
ベッドシーツにそのまま寝てはいけない。
かならずダニにやられる、間違いない。

・入国にやたら金がかかる
エジプトから行く場合はビザが100ドル。
ケニアでビザを取れば60ドルくらい。
さらに入国後はレジストレーション(登録)が必要で、
それには40ドル。

・バスが快適
大きなバスは冷房完備で、ジュースやお菓子が配られたり、
大変な旅の中でも安心できる。
数年前はそんなことなかったらしい。
中国資本のおかげ。

・観光できるところは特になし
小さなピラミッドに登ったりできるが
観光客を呼び寄せるようなところはない。
一面砂漠が広がる感じ。

・アフリカっていうか中東っぽい
スーダンの南側には入れなかったけど、
南の人たちはいかにもって感じの黒人。
北の人たちは中東の人って感じ

・マンゴージュースがめちゃうまい
暑すぎて大変だけど冷水器がいろんなところに
設置されていたり、ジューススタンドがあったりする。
その中でもハルツームのマンゴージュースは最高。
また飲みたい。


東北部分しか旅では回れなかったけど、
そんな感じのスーダンでした。

なんで急にスーダンの話題?っていうと
1月9日(明日)に住民投票が行われるから。

ケニアでスーダン大使館を探した時に、
南スーダンか、北スーダンかみたいなことを聞かれて、
スーダンって一つの国じゃなかったっけ?ってなって
ちょっと混乱した。

実は、南のスーダンは独立意欲が高く、
北側と南側で長い間緊張状態が続いている。
今回の住民投票は南スーダンの独立を求めたものだ。

南の独立は避けられそうにないように見える。


あんなにいい人たちがたくさんいたスーダン。
是非とも穏健にことが進んでほしいが、
南スーダンが独立した場合、北の各民族も
独立運動を行って内戦に発展する可能性もある。

単一民族国家の日本はそういう民族の争いとか
理解するのが難しいのかもしれないな。

写真はアトバラの市場の人たち。
改めてみるとかなり黒いんだけど、中東っぽくもある。
やっぱりケニアや南部アフリカとは違う。

2011年1月5日水曜日

収穫、選別、発送

この時期の主な作業は3つ。
収穫、選別、発送です。

・収穫
1日に圃場全体の1/3ずつ順々に取っていきます。
だから1回収穫に入ったら次の収穫は3日後です。

お日さまが昇るくらいから収穫が始まって、
今のところ11時前くらいには終わってます。

ちなみに白イチゴの収穫は1人のみ。
熟したかどうか見極めるのは、
僕にとってはいまだに難しいです。

・選別
収穫したイチゴを大きさごとにまとめたり、
形の悪いものを省いたり、
イチゴにカビや傷がないかチェックします。
選別の作業でパック詰めして商品が出来上がり。
収量が増えてくるとこの作業も楽じゃないです。
慣れた人は見て重さがわかるんだろうけど、
1g単位は計ってみないとわからないです。

・発送
選別した商品を箱詰めして、
緩衝材などを入れて
送り先シールなどを付けます。
お客さんごとに希望が異なるので、
この作業も手が抜けてません。
できた商品を配送業者に預けて一通り終了。

この時期はこの他にも苗の防除したり、
新規の受注したりとフル稼働で忙しいですね。

イチゴ屋はこの収穫時期しか収入がないわけで、
今、頑張っておかないと後々つらくなりますからね。
葉菜はまだまだ咲いているし、
当分ゆっくりできない日が続きそうかなぁ?

2011年1月2日日曜日

おおきみ

ストロベリーフィールズでは赤いイチゴと白いイチゴを育てています。
基本的に赤いイチゴは”とちおとめ”、
白いイチゴは”初恋のかおり”という品種です。

赤いイチゴは”とちおとめ”を含めて4品種です。
今日、初収穫したのは”おおきみ”
ほんのちょっとですけど、ようやくお目見えです。

粒はけっこう大きくて、赤いというよりも
ピンクっぽい感じがします。

味をどう表現したらいいのかわかりませんが、
”とちおとめ”とはぜんぜん違うんですよね。
同じ場所で同じ肥料を与えているのに不思議なものです。

ガクが”とちおとめ”と全然違うので、
見た目でわかりやすいです。

2011年1月1日土曜日

新年明けました

年が明けて2011年!!
喪中のためお祝いの言葉は控えさせていただきますが、
今年もよろしくお願いします。

歳をとるたびに時間がたつのが早く
感じるようになってますが、
ここ数年はいろんな事が起こって
とっても濃い年を送ってる気がします。

新年最初からイチゴ屋さんにはお休みはありません。
大晦日だろうが元旦だろうがイチゴの実は
成長してきますからねー。

元旦はストロベリーフィールズのみんなで
お餅を食べて新年のお祝い。

農場で初日の出を見てから収穫に臨みます。
今年はさらに成長しないとなー。