2011年3月8日火曜日

中東の混乱とガソリン価格の高騰

最近のニュースでもよく取り上げられるようになってきたが、
ガソリン価格の値上げが続いている。

WTI原油価格は100ドルを超え、
2008年の最高値150ドルが意識されるようになってきた。
原因は中東地域のデモなどの影響による生産減少が
懸念されていると言われている。

サウジアラビアが増産を発言し、
一時的に原油の上昇がおさまっているようだが
本当に増産するんだか。。
そもそもサウジは過去2回増産するって発言して増産してないし。
国の発言だからって信用できない。

価格高騰の原因と言われている中東の混乱は、
チュニジアのジャスミン革命から始まり、
エジプトに広がってムバラク大統領が辞任した。
その後も、バーレーンやリビアに広がって、
リビアではカダフィの政府勢力と反政府勢力との
内戦状態になっている。
欧米日のマスコミはカダフィを悪者にしたいようだけど、
これも実際にはどうなんだろうか。
西側の政府勢力と東側の反政府勢力。
カダフィを支持する国民もいれば、反対の国民もいる。
そもそもリビアは別々に統治されていた地域が1つになった国だ。
石油は東側にあるが、西のトリポリにいるカダフィが実権を握っていた。
しかし、強いカダフィがいたことで
外国からの利権侵害を守ってきたともいえる。
石油利権を取り戻したい東側と、今の実権を維持したい西側。
さらにこの混乱に乗じて石油に関して有利な立場になりたい欧米。
リビアの内戦は簡単には終わりそうにない。



さてさて、東京にいたときは車を使ってなかったけど、
車を使う身になってからは石油価格の上昇は手痛い。

さらに農業はエネルギーをたくさん使う。
石油を使うし、電気も重油も灯油もガスも水も。
だからエネルギー価格が上がったら、
食料価格が上がるのは仕方がないことなんだろうな。
石油が上がったからって、すぐにそのコストを
上乗せすることはできないからそこらへんも難しい問題。

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