2011年3月11日金曜日

地震 in 下妻

いつもどおり、朝日が昇る少し前から収穫を開始。
いつもどおり、お昼前くらいに収穫を終えて、
いつもどおり、軽く昼飯を食べてから、
いつもどおり、選別を始めた。

そして、選別中に地面がふつふつと動いた。
いつもどおりじゃない。
いつもどおりなら、地震は横に揺れるのに
なんか地面から湧き上がってくるかのような縦揺れ。
これはやばい、かなり大きい地震が来る!

そしてついに揺れが始まる。
揺れる揺れる、やっぱりデカい!
棚を倒して、本が吹っ飛んで、それでもまだ揺れる。
あれ?止まらない。
長いぞ、今回の地震はっ!

並べて積んでいたイチゴたちをおさえていたけど、もう無理。
ごめんなさいイチゴさん、
イチゴも地面に散乱。

ちょっとおさまった瞬間に事務所から外に出る。
その後も地震は続く。

ようやくおさまったかと思ったところで、
ちょっとのぞいてみるともう中は
しっちゃかめっちゃか。

普段でさえ、もので埋め尽くされている事務所だけど、
地震ですんごいことになっている。
トレーに積んでいたイチゴは地面に飛び散り、
棚に積んでいた箱やふたは散乱。
棚自体が倒れて、壊れているし、
冷蔵庫の上に積んであったトースターも下に落ちて、
冷蔵庫そのものも動いていた。



そして外に出て道を見てみたが、
余震は続き、トラックたちも揺れている。



道に亀裂が入っている!
10cm以上段差ができてるっ!

いったん、自分の家を確かめるために一回帰宅。


帰り道で目にしたものは、塀が崩れ落ちている光景。
それに、信号がついていない。

いったいどうしちゃったんだか、
まるで日本ではないみたい。


自分の部屋についてみると、当然なんだけど
電気はつかない。
キッチン棚の扉があいて、食器が散乱、
観葉植物の土が飛び散って。。
でもラッキーなことにテレビだけは大丈夫だった。
ふぅ。

一応部屋を確認して大した問題もなかったので
またまた農場に戻る。
農場の後かたずけはこれまた大変。
いつもなら電気でハウスを開け閉めするのだが、
電気がつかないものだから手動でやるしかない。
いつもなら30分の作業が4人掛かりで1時間。
ほとほと電気ってのは重要なもんなんだな。

そんなこんなで真っ暗になった中を帰宅。
やっぱり信号はついていない。

そして帰ってみたらいつの間にか水もでなくなった。
電気もつかないからろうそくに火をともす。
こんな生活どこぶりだろう。
ベトナムでは火事騒ぎを起こしてしまったので
ろうそくの火を忘れずに消して寝た。

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