一時帰国後にベトナムに戻ってきてから、早くも15日目が近づいてきている。ちゃんと調べていないのでペナルティがいくらになるのか知らないのだけれど、15日を超えると面倒なことになるのでとりあえずどこかの国境から一度出国しなければならない。現在滞在しているMoc Chau(モクチョー)というところから、ガイドブックにも書かれていない国境があるということでとりあえずそこで出国スタンプを押してもらえないか試みた。
国境はChieng Ve(チェンベー)という町の付近にあるということなので、そこまでバスで行くことにしたのだが、実際はチェンベーの町の15km以上手前でバスは終点ということで、そこで降ろされてしまった。
しかも、チェンベーから国境に行くにはさらに10km行かなきゃならないということだ。
最初は40,000VNDだと言っていたのに、説明を重ねるたびに価格ががっていって、最後には200,000VNDになってしまった。そういう人たちは信用もできないし、大体の場合は遠いからバイクじゃなきゃダメだとかいいながら実際に行ってみると大して遠くないことがよくあるので、彼らを無視して歩いていくことにした。すると途中でバイクに乗せてくれるという人がいるので、乗せていってもらった。
彼は親切な人かと思いきや、やっぱりお金を要求してきた。あらためてここはベトナムであることを確信した。国境の10kmほど手前でいくらかチップを渡して、彼と別れた後は国境までまた徒歩で向かった。
国境までの道は、旅行者もほとんど訪れることがないようなところなので、かなり日本人が珍しかったのだろうと思う。みんながいろいろ話しかけてきた。こんなときに指差し会話帳は非常に役に立つ。覚えた片言のベトナム語と本を駆使して、会話をするのはけっこう楽しいもんだ。さすがに最初から含めると20km近く歩いたので疲れはしたが、景色はとてもきれいだった。
ようやく国境に到着すると英語が喋れる女性が1人、その他おっさんが2人。彼女が説明してくれたのだが、そこの国境はベトナム人とラオス人のみが通れるところで、外国人にはオープンにされていないようだ。少しラオスに入ってみることくらいはできそうだったが、僕がやりたいことはラオスに行くことではなく、パスポートの出国スタンプを押してもらうことなのでラオスに行くことなくMoc Chauの町まで戻った。
やっぱり地球の歩き方に書かれている国境に行ったほうがよさそうだという結論に至った。明日はまた別の国境に向かわなきゃだなぁ。

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