先日Moc Chau(モクチョー)からトライした国境越えがかなわなかったので、今回は外国人も通過することが正式に認められているベトナム-ラオス間の7つの国境のうちの1つ、Tay Trang(タイチャン)を目指すことにした。タイチャンはDien Bien Phu(ディエンビエンフー)の街からほど近いのところにある。ディエンビエンフーは歴史の教科書にも載っているフランス軍との最後の戦いの場所として知られている場所で世界史を勉強した人は聞いたことがあるかもしれない。
滞在しているモクチョーからディエンビエンフーまでは以外に遠く、朝7時に出たのにも関わらず、到着したのは午後5時ころでもう日が沈みかけていた。
ゲストハウスで国境行きのバスを尋ねると、どうやら朝5:30発のラオス行きのバスがあるらしい。そのバスはディエンビエンフーからMuang Khoa(ムアンコア)というところまで行くもので、前回ラオスを回ったときに訪れたことがある村だ。
ムアンコアでは電気は19:00から22:00までの3時間しか使えず、充電をするのにも苦労した記憶がある。ムアンコアは特に何もすることがないのだけれども人は優しかったし、ちょっと滞在してみるのもいい場所だ。しかし、前回も書いたけれども今回はパスポートの更新が目的。昨日10時間程度もバスに乗ったのに、さらにディエンビエンフーから8時間もバスには乗りたくない。とはいえ、ラオス国境を通るバスはそのムアンコア行きしかないのでそれを利用する以外に手はない。
翌早朝5:00にバス・ターミナルに行ってなんとかバスの車掌と交渉をした。国境までは2時間くらいで行けるのだが、ムアンコア行きのチケットを少しだけ安くして国境までバスで連れてってくれることになった。国境までという需要が少ないのだから料金が高くなってしまうのは仕方がないか。
ベトナムの出国手続きの後、バスに乗り込んでからラオスの入国管理まではおよそ10分程度。無国籍地帯はかなり長さだ。あの距離だけでも歩けといわれたらけっこう大変だろう。
ラオス側に到着するとさっそく入国手続きだ。ラオスの入国管理局では、H1N1(旧豚インフルエンザ)の検査や手続きの手数料などを取られた。ラオスの通過キップを持っていないのですべてドン払いで済ませた。
ここまでの手続きは、VISA取得を除いて、バスに乗っていたチェコ人やフランス人、ドイツ人、アメリカ人と手続きは一緒。その後、彼らはそのままバスでムアンコアに向かい、俺だけがすぐにラオスの出国手続き。これにはラオスの入管のおっちゃんも頭をかしげていたが、バスの車掌に手伝ってもらってなんとか説明できた。こんな田舎では入国管理のおっちゃんさえ英語があまりわからないようだ。一応インターナショナル・ボーダーなんだけどなぁ。。
出国手続きが終わった後、俺だけが1人残ってディエンビエンフー行きのバスを待つ。バス・ターミナルで聞いた話では、ムアンコア側からもディエンビエンフー行きのバスが5:30に出発するとのことだった。予定ではラオス出入国管理所には11時に着くとのことだったが、12時になってもバスは来ない。まぁこのくらいよくある話と思って、そのまま待っていると13時ちょっと前にようやくバスが到着。コン・サーオ(No problem)でした。ディエンビエンフー行きのバスであることを確認して、バスに乗り込んだ。
再度ベトナムへの入国も難なくこなし、ベトナム滞在延長の任務完了。
日も暮れかける頃にディエンビエンフーに戻り、そこからはハノイ行きの深夜バスに乗って、モクチョーに到着したのは夜の2時ころ。特に問題はなかったんだけど、時間と金と労力と丸2日かけたtめに疲れた旅だった。
ラオス入国後にバスの出発を待つ国際色豊かな面々。

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