2009年9月20日日曜日

HARI RAYA

イスラム圏にはラマダンと呼ばれる断食の文化がある。ラマダンはイスラム暦の9月のことを意味していて正確には断食のことを意味する言葉ではないが、ラマダンの月の間に断食をするので、ラマダン=断食として捕らえる人が多い。イスラム教徒は、ラマダンの間、日の出から日没まで食べ物を食べてはいけない。日の出から日没までという限定があるから夜になるとたくさん食べるし、断食って行っても全然食べられないわけではない。ただ仕事の間中腹が減って力が出なくなるって言っていた人はたくさんいた。ラマダンはイスラム系のマレー人にとっては重要だけれど、マレーシアに存在する多くの中国人には関係がない。(その人がイスラム教徒じゃなければ)
Hari Rayaはそのラマダン明けを祝うお祭りで、マレーシアではその間いろんなところがお祝いするため、多くのお店が休みになる。日本に例えると正月、GW、お盆みたいなもので、正直この時期にマレーシアに来ることはお勧めしない。どこも車で込み合うし、そもそも店がやっていない。今年のHari Rayaは9月20日なのだけれど、日本のおぼんみたいなものなので何日まで休みなのかというと店によってまちまちだ。

僕にとってはこういうときにスキューバのライセンスを取るのは正解だったと思う。とはいえ、Hari Rayaの影響はこの離れ島であるプルフンティアン島にまで及んでいる。島の多くのレストランが休みになってしまうので食べるところがなくなってしまうのだ。何より船便も来なくなってしまうので、レストランだけでなくショップのパンとかも売切れてしまう。Hari Rayaはラマダン明けで食べ物が食べられることを祝う日なのに、皮肉なことにその時期に僕ら旅行者には食べ物がない。さらにネズミのせいで食べ物を買い貯めておきたくても安心して部屋においておくことができないのだ。まさにサバイバル。
実際はほんとに全然食べられないわけでもないのだけれど、僕の滞在していたロングビーチではBuBuという高級レストランしかオープンしておらず、しかもほとんど予約でうまってしまっていたという状況だった。マレーシアの屋台でワンタンミーとかがRM3程度で食べられるのに対して、BuBuは大体RM30くらいするから他と比べるととんでもなく高い。(島の他のレストランは大体一皿RM10くらいかな。)しかも、それにサービス料とかで10%とか上乗せするためさらに高い。なんだけれど、料理は味も見た目も最高で、1度食べなれてしまうと他のレストランがちっぽけに見えてしまう。それに高級とはいえ日本円に換算すると1000円程度だ。


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