2009年9月3日木曜日

GPSロガー

GPSロガーは、GPSから緯度、経度、高度などを受信してそれを記録に残すというもの。普通に生活する人にとってはまったく必要のないものかもしれないけれど、それをgoogle Mapに連携させてどのように移動した軌跡を表示させることができる。この旅行で必要がなければいったいどこで使うんだろうっていう代物だ。(でも一般の使い方は写真と連動させてどこでいつ取った写真かを記録するのに使うようになってるようです。)
実は富士山に登る前から購入を考えていて、富士山でテストしようかと考えていた。ネット販売は届くまでに時間がかかると思って、いろいろなお店を回って探したがSONY製品しか取り扱っておらず、僕が購入しようと思っていたRGM-3800は店頭販売で見つけることができず、ギリギリにネットで購入することになった。大きさは僕の親指より少し長い程度で軽いし大して邪魔にならない。たいした機能があるわけではないのでちゃんと研究が進めばもっと小さくていいはずだとは思うけど。


届いたばかりのGPSロガーを早速茨城に行ったときにテストしてみた。操作はとても簡単で、電池(付属されていません)を入れて、電源ボタンを押して後は一緒に持って移動すればいいだけ。
結果は以下の通り、紫色の線で移動した軌跡がわかる。下妻市までちゃんと移動したってことですね!GPSロガーを購入するとCDでマニュアルが付いているんだけど、マニュアルはほとんど使い物にならず、なんとか自分で設定を行った。設定自体は簡単だったのでマニュアルがちゃんとしてればすぐにgoogle Mapに表示できるようになると思う。


GPSについて少し前に気になるニュースがあったので、それについて少し触れたいと思う。GPSはカーナビや船舶の航行用、米軍の精密誘導兵器などに使われる人工衛星を使った衛星測位システムで、30基の人工衛星を使用して運用されているが、使える人工衛星が24基以下になると十分な位置確認がとれなくなるとされている。
このGPSについて、米政府の会計検査院(GAO)が「来年以降、GPS用の人工衛星の中で軌道を外れるなど機能が低下するものが増える。このままでは、使える人工衛星が24基以下になる可能性は、来年が5%、2011-12年には20%、2017-19年には90%となる」とする報告書を今年の5月に発表している。
GPSに対抗しうるものとして、中国の航行誘導衛星「北斗(COMPASS-G2)」はちゃくちゃくと準備を進める中、アメリカは新たな人工衛星の打ち上げを延期し、今後もその目処が立っていない。しかも現在の財政状態から考えれば人工衛星に回すほどの予算は当分は見込めないだろう。GAOの報告書が予測どおりにならないとは言い切れない。

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