2010年12月22日水曜日

冬至

当時は1年間で1番、
日が出ている時間が短い日ですね。
この頃は5時前ですっかり暗くなってしまうので、
これからまた日が伸びてくるのがうれしいです。

日の長さは伸び始めたからといって、
気温のも暖かくなるかというと
そうじゃないんです。
気温の変化は、日の伸びに遅れてくるもので、
寒さのピークはまだ1,2か月先です。
寒さに耐えられるのかなぁ。

ほんと今まで日照時間とか
天気に疎かったなぁと痛感しますな。

さてさて最近の作業はというと、
最近になって、紅白イチゴの出荷が始まりました!
こうやって並べてみるときれいですねー。

携帯の写真、いつからから曇りっぱなしだ。。

2010年12月12日日曜日

イチゴ食べ放題

収穫量も最初の頃からは
想像できないくらい増えてきました。

今日から台車を使って収穫です。
この頃は腰の辛さを感じることはなかったんですが、
さすがに量が増えてきて腰の負担も大きいです。

出荷も増えてくるわけですが、
それに伴って出荷できない
イチゴも増えてきます。

出荷できないイチゴってのは
虫に食べられていたり、
痛み始めてしまったりしたイチゴです。

熟れすぎたものも
甘くてとってもおいしいんですが
出荷はできないんですよねー。
こういうのを食べられるののも農家ならでは。

出荷できないイチゴは
ジャムなど加工して使うわけですが、
今日の分はダメな部分を
切り落として食べつくしちゃいました。

2010年12月8日水曜日

宇多田ライブ生中継

宇多田ヒカルが人間活動をすると言って
活動休止を発表してから数か月、、
今回の横浜が最後のライブです。

12/8のライブをネットで生中継してくれました!
すごい、さすが宇多田ヒカル!
仕事で帰るのが遅れてしまって
半分くらいだけど見ることができました。
なにやら9万人が視聴したとか?
これがどれだけすごい数なのかはよくわかりません。

ここ数年、宇多田ヒカル以外は、
あんまり音楽に関心が持てなかったのに
その彼女がもう新曲を出してくれないってなると
非常に残念です。

アンコールは3曲でした!
一番ラストの曲はTime will tell.
時がたてばわかるよって意味ですが、
その歌を作ったのは15歳。
ほんとすごいやつですわ。

その詩がラストを飾るのに
なんとも合ってる感じで
コンサートの生中継はとっても感動もんでした。


さて、イチゴの方はっていうと
白イチゴの初出荷でした!
つい4日前に初収穫した時は、
なんかすっぱいかな?って
感じだったし、出荷はしなかったんですが、
今日のはめっちゃ甘くなってました!

食感もとちおとめとは結構違って、
僕としては白イチゴけっこう好きかも。

でも白いから収穫時期を見極めるのが難しい
ってところが好きじゃないかも。

写真でピンクっぽくなってるのは、
太陽の光のせい。
日陰で育った白イチゴは
ほんとに真白になるんですよー。

2010年12月2日木曜日

これから毎日収穫!

今までちょいちょい収穫してきたわけですが、
ようやく数も出そろってきたので
これからは毎日収穫です!

自分が今取って食べたいって思うイチゴを
収穫していきます。
市場やケーキ屋さんに出す場合は
ちょっと早めの時期に収穫しなければいけないんですが、
ネットで直接お届けするのでギリギリまで
熟させることができます。

2010年12月1日水曜日

WEBカメラ設置

ハウス栽培をしていると
気になるのは
ハウスの温度、地温、水分量、
湿度、光の強さ、日照時間などなど
いろいろあるんです。

苗の様子ももちろん気になるし、
記録を取っておきたいんですよね。

このWEBカメラは管理機もセットで、
温度とかいろいろ取ってきてくれるんです。

遠隔から圃場が見れるなんてちょっと
先進的じゃないですか?

2010年11月29日月曜日

キクタン 中国語

農業も経営も勉強してかなきゃいけないんですが、
語学の勉強もしていかないとなー。

英語はある程度は基本ができてるから
それほど勉強は大変じゃないんだけど、
中国語は全く基礎がないから大変。

初歩の初歩から単語を覚えます。

このキクタンはリズムで
中国語と日本語を読み上げてくれから
リスニングでも覚えられます。

中国検定は受ける気ないんだけど。

2010年11月28日日曜日

イチゴの実

写真は第2圃場のイチゴです。

友達が植えてくれた苗も立派な実を
付けてくれました。

この赤い実は次の収穫(11月30日)で
出荷されるかなー。

2010年11月27日土曜日

初出荷

今日の収穫で初出荷です!

早くから予約をしていただいた
お客さんにようやく届けられました。

まだたった3箱出しただけですが、
これからちょっとずつ出荷が
増えていくと思います。

2010年11月25日木曜日

アグロ・イノベーション

農業系のイベントに出席してきました。
アグロ・イノベーションという名前で、
幕張までちょっと足を延ばしました。

ちょっと懐かしい幕張です。

今回のイベントで一番惹かれたのは、
写真に載っている量りです。

ただの量りじゃなくて、
こいつはサイズを教えてくれるんです。
たとえば、イチゴを1つ取り出すと、
その分の重さが減るので、
取りだした分の重さがわかるわけですね。
それで、あらかじめ登録しておいたサイズに
照らし合わせて、どのサイズに属するかを
声で教えてくれるわけです。

こりゃ便利だよなーと感心しながらも
値段との折り合いが難しいな。

2010年11月23日火曜日

開花

例年ではすでに収穫している時期だそうですが、
今年は猛暑の影響もあり、遅れ気味です。

ちょっとは実がなってきているんですが、
まだ出荷できるほどの量じゃありません。

ただ、棟の中にはだいぶ花が咲きそろってきました。
もう実の形ができてきて、後は赤くなっていくだけの
実もたくさんあります。

花が咲いてから収穫までは一ヶ月くらいです。
そのころはきっとめっちゃ忙しいんだろうな。


2010年11月15日月曜日

内張り

だいぶ気温が下がってきました。
予報では、下妻の明日16日の
最低気温は1℃になるようです。
夏は温度計でみたら40℃超えたりしてたのに。

寒くなってみると、
あの暑さが懐かしい。

農場では内張りのビニールを下しました。

農場のビニールハウスは2重になっていて、
外張りと内張りがあります。
今までは内張りはずっと上がりっぱなしで、
外張りだけを上げ下げして温度調節していましたが、
明日から気温がぐっと下がるので、
内張りも下げてハウスの温度を保つようにします。

外張りだけの時は、ハウスを洗ったので、
ハウスの外からきれいに
外が見えたのですが、
内張りを下してしまうと
外はあんまり見えず。

ちょっとした違世界に来たみたいです。
ハウス内はちょっぴりあったかくていいな。

2010年11月12日金曜日

花粉症

海外を旅している時はほとんど
悩む必要もなかった花粉症。

日本の帰国直後から
また悩まされ続けています。

このところ、
くしゃみが出たり、
喉が痛くなったり、
花粉症の症状が強くなってきました。

原因はどうやらブタクサ

農場の周りにきれいに
黄色く彩っていますが、
僕にとっては悩みの種です。


症状がだいぶひどくなってきたので、
耳鼻科に行ってきました。

ネットで近くの耳鼻科を調べて行ってみたら、、

ここ、ほんとに耳鼻科?
入口の門に小さく耳鼻科って書いてあったけど、
建物には特に看板がない。


入ってみたら受付もあって、
やっぱり耳鼻科だ。
受付のおばちゃん1人、
先生が1人の計2人。
しかし、ずいぶんタイムスリップした気分。
昭和の感じがするな。

先生はもうかなりのおじいちゃん、
「咳は?」
「咳はしません。」

僕が普通の声で答えてもわからないらしく、
受付のおばちゃんが診療室まで来て
僕の言ったことを大きな声で繰り返す。

「くしゃみは?」
「くしゃみが頻繁に出ます。」

「喉は痛い?」
「痛みます。」

「くしゃみは?」
「くしゃみはでます。」(あれ?さっき言ったぞ?)

「咳も出る?」
「いえ、出ません。」(咳は出ないって言ったんだけどな。)

なんて会話が続く。
あれだけ言ったのに、咳の薬も出すからと言われ、、
受付のおばちゃんはわかってくれたので、
咳の薬は出なかったけど。

花粉症の薬、ジルテックがちょっとほしかっただけなのに
薬局行っても売ってもらえないから不便なんだよなー。

2010年11月9日火曜日

TPP

このところよく話題に上がっているTPP。

ニュースなどの説明では
車業界や電気・電子業界などに取っては、
国際競争力が上がって○

農業については
安い海外の作物が入ってきて
農家が苦しくなるので×

一般の消費者からすれば、

車業界が儲かったって
何のメリットもないですが

安い海外からの輸入品の
選択肢が増えれば、
いい話じゃないんでしょうかね?

そもそもTPPのデメリットとして、
農業がダメになるみたいなことを言ってますが、
今のままの関税でいつまでも
通そうとしていること自体に
無理があるんじゃないでしょうか?

例えば、米の関税は788%

テレビでは、
このコメの関税が撤廃されて、
安いコメが海外から入っていれば
日本のコメ農家は大打撃
というような説明をしています。

しかし、米の関税がそもそも
788%もかかっていることが
驚きじゃないんですか?
実際の価格の8倍の税金ですよ?
普通に考えれば、
この高すぎる関税の方がおかしいです。

海外で日本のコメは、
非常に評判が高かったです。
ベトナムでもカンボジアでも
日本のお米の評価は高く、
中国でも高くしたって
日本のコメは売れている。

日本は市場を開放して
国際競争力がある
農業を作っていけば
いいと思うんですけどね。

2010年11月7日日曜日

ハウス清掃

このところ天気のいい日が
続きますね。

気温も落ちて寒くなり、
虫たちが減ってきたところで、
ハウスの清掃です。


ビニールが曇っていると、
光の透過率が悪くなります。

苗たちが光を受けられなければ、
光合成量が減ってしまいます。

肥料を施しても
光合成ができなければ、
エネルギーを作れなくなってしまうので、
植物にとってはどんな肥料よりも
光合成は重要です。
ということで、
清掃作業は重要です。

2010年11月5日金曜日

牛久大仏

ちょっとお出かけで、
下妻物語でも出てきた
牛久大仏に行ってみた。

映画ではそれほど
遠くないように見えたけど、
実際行ってみるとかなり遠い。


この牛久大仏、
世界最大の人型大仏として、
ギネスブックに載っているらしいが、
2008年に完成したミャンマーの
釈迦立像より小さいらしい。

ミャンマーの立像は
ギネス未登録だから、
この牛久大仏が
ギネスに載っているのだ。

ギネスには登録申請だけで
10万円くらいかかるらしい。
お金のない国ミャンマーが
わざわざギネス登録に
お金を出すと思えないので、
当分ギネスに
載ったままなんだろうな。

ちなみに、この仏像、
近くにある阿見のアウトレットから
見ることができる。

いかにも近代的な
アウトレットの建物と、
奥に伝統的な仏像が見える
ミスマッチ感がなんとも楽しい。

2010年11月4日木曜日

初収穫!

ようやく初収穫です!
って言っても、
まだほんとに
ぽつんぽつんと
なっているくらいなので、
出荷ができるほどじゃないんです。

とはいえ、
赤い実がなったまま
ほっぽらかしておくと、
腐って虫が寄ってきてしまうので、
そうならないように
取ってみたって感じですね。

収穫作業をして、
出荷をするのは
まだもうちょっと先になりそうです。

2010年11月2日火曜日

ドルのゆくえ

ひさびさの為替の話題

為替介入後もドル安は傾向は止まらず、
ついにドル円は80円台にまで到達しました。

テレビやニュースでは、
円高だと言われているようですが、
ちょっと正しい言い方とは言えません。

円高じゃなくて、
ドル安なんです。

円高とドル安は同じじゃないの?
って思うかもしれませんが、
そうじゃありません。

というのも、
オーストラリアドル、
スイスフランなどに対しては
それほど円高になっていないからです。
むしろ2009年と比べると、
ちょっと円安気味なくらい。

オーストラリアドルや、
スイスフランは
ドルに対して
高値更新しています。

ギリシャの問題などで
大きく下落したユーロも
ドルに対してはかなり戻しています。


ドルがさまざまな通貨に対して
弱くなるということで、
今の状況はドル安です。


円高とドル安はセットだと思ってる人も
いるかもしれないですが、
通貨は2つだけじゃないんです。
円もドルも両方とも強いってことも
起こりうるわけです。

このところの状況をみると、
ドルはかなり売られまくって、
ちょっと行き過ぎな感じがします。


中国の通貨管理局や
オーストラリアのRBAが
利上げを決めているのに、
アメリカのFRBは
ゼロ金利に加えて
量的緩和をする一方です。


売られすぎたドルに
反発があったとしても、
やっぱりドルの明るい未来は
当分、見えてこなさそうです。

2010年11月1日月曜日

炭セラ

炭セラは二酸化炭素の発生装置です。

締め切りのハウスの中で
植物が光合成を続けると
二酸化炭素が不足して、
光合成が促進されないんです。

ずーっと昔に勉強した
光合成が、植物にとって
どれほど重要なことなのか
あらためて思い知る毎日です。

炭セラで二酸化炭素濃度が上がることで、
ハウスの気温も上がるみたいです。
この冬は二酸化炭素に助けられそうだ。

世間では地球温暖化の原因とされて
嫌われ者の二酸化炭素は、
ハウスではわざわざ装置まで使って
発生されられているんです。

なんだか矛盾を感じてしまいますな。

2010年10月30日土曜日

白マルチ

土耕の方は黒いマルチですが、
高設には、白いマルチを使います。

白いマルチを使うと、
光が反射して、
日の当たらない場面でも
赤い色付きがよくなるそうです。

土耕のマルチが黒いのは、
地温を保つためで、
地温を十分温かく
保てるのであれば、
白いマルチの方が
いいらしいんです。

高設では、マルチの上に、
さらにプチプチを貼り付けていきます。
イチゴがスチールの部分に当たって
痛まないようにするためです。

このプチプチを付けている最中に
さっそく洗礼を受けてしまいました。

首元をミツバチに刺されたのです。
最初はチクッってする程度だったんですが、
次第にちょっとづつ痛くなってきました。

ミツバチは針を残して去っていくので、
先輩に針を抜いてもらいました。
その後、例のキンカンをぬります。
ほんとに効くんだろうか。。

ハチに刺されるというのも、
イチゴ農家への1歩だと思い、
我慢するしかないですね。

ひどくならなければいいんだけど。。

2010年10月28日木曜日

赤いイチゴ

農場のイチゴが
赤く色づきました。
甘い、いい香りがしてきます。

最初に苗刺しをしたといには、
根っこもほとんどなかった苗が
立派に育って実をつけて、
ちょっと感動的です。

まだまだ実がなっている苗が少ないので
収穫までは時間がかかりそうですが、
じっくり待つしかないですね。

2010年10月26日火曜日

マルチ その2

マルチ張りは仮止めだけでも
かなりの時間がかかってしまいました。

一通り終わったところで、
今度は本止め、
1本1本の苗と苗の間を
2か所ずつホチキスで
止めていきます。

まずは第2圃場の小さいハウスは
マルチ張り完了。

写真の奥あたりは、
友達が植えてくれたところです。



次は第1圃場です。
ハウスの広さは
このハウスの3倍近い。。

2010年10月25日月曜日

登山家 栗城さん

昨日、登山家の栗城さんが
テレビで取り上げられていました。

単独・無酸素で各大陸の山々を制覇し、
現在は、エベレストに挑んでいます。

2年くらい前に
たまたま行ったセミナーで
たまたまひょっこりあらわれて
ちょこっとお話を聞かせてくれました。

登山家になったきっかけや、
竹竿を腰につけていて
クレバスに落ちずに助かった話など、
本人から直接聞く話は
楽しいもんです。

栗城さんは登山するために
企画を立てて、
自分で営業活動して、
スポンサーを探して、
努力しているんだそうです。

大変そうだけど、
面白そうな生き方だなー。
僕も夢に向かって
がんばらなきゃいけないですね。

詳しくは、以下のHPで。
http://kurikiyama.jp/
http://kuriki.yahoo.co.jp

2010年10月24日日曜日

ミツバチさん

農場のいちごたちから
少しずつ花が出始めました。

予定よりも開花が
少し遅れていて
心配な面もありますが、
花が出ているところもあるので、
ミツバチをハウスに入れ始めました。
(実は導入したのは一昨日ですが。)


これから収穫時期をへて、
半年間以上
お付き合いしなきゃいけないので、
仲良くやっていきたいですね。

さっそく花粉を運んでくれているようです。



ハチに刺されてしまった時は、
すぐに薬で対処してくださいと
言われたんですが、
その薬、
特別な薬かと思ったら、
キンカンでした。。

ん~、大丈夫かな。
アナフェラキシーショックだけには
なりたくないです。

2010年10月23日土曜日

月と農業

下妻は何にもないとこですが
何にもないからこそ
夕日や月の景色が
すごくきれいに感じます。

今日は満月ですね。

自分のカメラが
携帯カメラなだけに
ちゃんと撮れないのが残念。

実は月と農業は
非常に関連性が高いんです。

月と地球の重力によって
潮の満ち引きに影響があったり、
月の光加減が
生物に影響を与えたり、、

苗を植えるとき、
防除をするとき、
葉かきやランナー取りをするとき、
月のカレンダーを見ながら、
どの時期に作業するかを
決めます。

単純に満月とか
新月っていうんじゃなくて、
月齢がこのくらいだと
どうした方がいいとか、
どうしたらあんまりよくないとか
いろいろあるわけです。

たとえば、
イチゴを定植するのは
若潮がいいらしいのです。
若潮とは月齢の11か26。

ちなみに月齢では
新月が1、満月が15で、
30で一周します。

今年の定植は
これにならって
月齢25,6の9月4,5日でした。

2010年10月21日木曜日

マルチ

ついにこの時期が来ました。
マルチ張りです。

多くの人は、
名前は知らなくても
見たことはあるんじゃないでしょうか?
畑にある黒いビニールみたいなやつ。
あれがマルチです。

僕が初めて知った
農業っぽい用語です。

くそ暑かった夏も
いつの間にか通り過ぎ、
夜温もだいぶ下がってきたので、
温度をキープするために
マルチを被せます。

まずはマルチを仮止め。
端の畝は2枚のマルチを使って
株と株の間をホチキスで
止めていきます。

仮止めは、
あくまでも仮なので、
1つ1つやらずに
ざぁーっと全体を
マルチで覆うことが
目的です。

それだけでも1日じゃ終わりませんが。。

マルチで覆うと
ちょっとダースベイダー
っぽくなりますね。

2010年10月18日月曜日

水の問題

本日は農場からちょっと離れて、
先輩の圃場にやってきた。

圃場といっても、
まだ何の設備もなくて、
将来圃場になるところ。

この場所は
もともと田んぼで、
さらに周りの田んぼよりも
ちょっと低い所にあるので、
水はけが問題になっている。

いちごはたくさん水を使うけれど、
水がたまってしまうと腐ってしまうので、
使える水の質と排水は
どこの圃場でも付きまとう大きな問題。

ここの圃場は50cm掘れば
水が出ているので、
土は泥土で固い。
この土で畑をやっていくのは
容易ではないです。

さらに雨が降った場合、
水の逃がし場所がないので
土耕栽培には難しそうな場所です。

そうは言っても、
まず水はけのために
暗渠(あんきょ)から。

ちゃんと水がはけてくれると
いいんですけどね。

2010年10月17日日曜日

親苗取り

来年の収穫のために、
この時期から親苗の準備を始めます。

収穫シーズン前であるにもかかわらず、
今日が新しいシーズンの
出発日でもあります。

栽培のスケジュールは、
10月頃に親苗を取って準備。
親苗をちゃくちゃくと育てて、
翌年7月頃に親苗から子苗を取って、
そこから子苗の育苗。
10月頃に花が咲いて、
11月頃から収穫。
翌年6月頃まで収穫して、
お疲れ様でしたということになります。

この予定からすると、
イチゴ栽培にはお休みがないんです。
それどころか、
親苗の育苗と収穫はオーバーラップしています。
イチゴ農家は大変なんですね。

写真は子苗たち。
苗から下に垂れさがっているものが
ランナーです。

このランナーの先には
苗ができてきて、
この苗が来年度の親苗になります。
ようは、来年の親苗は
今年の親苗の孫苗だということです。

病気のない、いい苗になってほしいですな。

2010年10月13日水曜日

一発屋

お笑い界では、
ニ発屋が大活躍しているようですが、
農場のイチゴでは、
一発屋がちらほら見受けられます。

一発屋というのは、
花を一回咲かせて、
実がなったら、
それで終わりの(もう新しい芽が出てこない)
苗のことをそう呼んでます。

通常は花の芽と一緒に
新葉の芽も出てくるものです。

新葉の芽がないと、
次に続かないので、
後は、枯れるだけってことです。

とりあえず一発屋さんには、
実が取れるまではがんばってもらいましょうかね。

2010年10月11日月曜日

カエル

実家の埼玉でも
見る機会が減ってしまった
カエルですが、
ここ下妻の農場にはたくさんいます。

カエルは、イチゴの害虫である
ヨトウを食べてくれるらしく、
見るとちょっと応援してしまいます。

でも、カエルがいるってことは、
ヨトウもたくさんいるってことです。

だってエサがないのに
わざわざ人間がいるとこに
来ないですからね。

2010年10月10日日曜日

屋根裏

引き続き、ハウスの見直し作業中。

写真はわかりにくいですが、
内張りの屋根に登ったところから
撮ったものです。

内張りの頂上をまっすぐ通っているのが、
ウォーターカーテン用の水を流すためのパイプです。

担当の棟のパイプが折れていたので、
修理をしました。

収穫が始まったら、
忙しくてなかなか他の作業をやる時間もないらしく、
やれることは今のうちにって感じですね。

収穫が始まったら忙しいとはいうものの、
今も結構忙しいんですが。。
まぁ、やんなきゃいけないことは、
やろうと思えばいくらでもあるわけで、
そういうのってどこの会社で働いても
変わらないかもしれませんね。

2010年10月7日木曜日

とい

ビニールハウスには
まだ僕が知らない機能がたくさんあります。

イチゴの管理をしながら、
同時進行でハウスの見直し作業中です。

ハウスの横端、
地面に接する所に”とい”があります。

ストロベリーフィールズの
ハウスは、2重構造になっていて、
外張りと内張りの2つのハウスがあります。
”とい”は内張りと外張りの間にあります。
形は、袋状になっていて
内張りの外側を流れる水を集めて、
ハウスの裏へ導きます。

”とい”が活躍するのは、
寒くなった時期です。
ウォーターカーテンといって、
内張りのハウスの屋根に
水を流し続けて
ハウス内の温度を下げないようにします。
その時、流れた水を受け止めて、
外に流す役目をするのが”とい”です。

見直して、きれいに貼り直しましたが、
実際に水を流すと
なかなか後ろに水が流れてくれないんだとか。

水を流したところをみたいですが、
あんまり寒くなってほしくないですなぁ。

2010年10月5日火曜日

開花

担当棟で1株開花しました!
他の棟ではすでにいくつか
開花している株があったんですけどね。

まぁ、実が取れる日もそう遠くないってことです。

全体的に開花してくるのは
もう少しかかりそうです。

携帯のカメラじゃ白はきれいに映りませんな。

2010年10月4日月曜日

ファンと電照灯

これから冬場になっていくのに備えて、
ファンと電照灯を設置しました。

ファンは停滞する空気を動かして
風の流れをつくってあげるものです。
湿った空気が停滞すると
苗が病気にかかりやすくなりますからね。

電照灯は眠ってしまう苗を
休眠から起こすためのものです。
自然の苗は寒い時期には
休眠状態に入って休んでしまうんですが、
それでは収穫ができません。
がんばってもらうために
電照灯で照らして起きていてもらいます。

2010年10月3日日曜日

チップバーン

チップバーンとは、
イチゴの生理障害の1つです。

葉っぱの先の色が変色し、
部分的に枯れたようになってしまいます。

カルシウムの欠乏によって引き起こされるものです。
しかし、土壌のカルシウムが足りないという
ケースはそんなに多くありません。

窒素が多すぎることによって、
窒素を処理しきれずにカルシウムが
足りなくなる場合と、
カルシウムを運ぶための水が足りないために
引き起こされることが多いようです。
窒素が多すぎるのか、水が足りないのか、どっちだ?

窒素過多でぐいぐい育ちすぎている感じもしないので
水が足りないのだろうか。
水はいっぱいあげているつもりなんだけど、
土表面の水分と土中の水分は違うからな。
ちょっと土を掘って水分を確かめなきゃいけませんな。

2010年10月1日金曜日

とちおとめの里

ベトナムにいたときに、
僕が教わりながら
一緒にイチゴをやっていた大塚さんが
栃木に農場を持っているので、
見学させてもらうために
ちょっぴり遠出して栃木県へやってきた。

ちなみに今、ベトナムでは違う人が
滞在して、頑張ってくれている。

今までいくつかの農場を見て回ってきたが、
おなじイチゴという作物を作るのに、
こうも違うのかっていうくらい人それぞれ違いがあるし、
その人が育てている苗もそれぞれ特徴が出る。

ここのハウスは単棟ではなく、
連棟になっている。

外側から見るといくつかのハウスが
並んでいるように見えるのだけれど、
中に入ってみると広い一つの畑みたいになっている。

ハウスを作る時には
土地の広さとか、
水の確保や排水など
環境条件によって
適切なハウスっていうのは変わってくる。

土耕にするか、高設にするのかなど、
決めなきゃいけないことは多い。
自分が農場持ったらどんなになるのかなぁ。


ちなみに下の写真は
道の駅にあった看板。
地球温暖化に貢献?
さらに暑くしてやろうってのか?


2010年9月28日火曜日

ポンプ

またまた雨です。

夏の間、ほぼ1ヶ月間降らなかった雨が
これでもかってくらいに降ってきました。

おかげで通路が水浸し。
畝は崩れるし、
作業はできないし、
いいことありません。

通路に溜まった水は
ポンプを使ってくみ出します。

赤いところが水位のセンサーになっていて
自動で水をくみ出してくれます。


それにしても天気ってのは難しいですね。
ハウスで栽培しているからといっても、
天気はとても重要なものです。

今まであんまり天気予報を見ずに
生活してきたのですが、
最近では短時間のピンポイント予報や、
週間予報などは欠かさずに見るようになりました。

気にするのも、
晴れか雨かとかだけではなく、
気温や風の強さや向きとかですかね。

水撒きの量やハウスの管理が
温度や風で変わってくるんです。
天気は奥が深いですね。

2010年9月25日土曜日

ハスモンヨトウ

農業をやっていく上で避けられないのが害虫です。
虫が得意っていう人はあんまりいないかもしれませんが、
僕も普通の人と同様に虫はあんまり得意ではありません。

近頃農場を困らせているのが、このハスモンヨトウ。
アブラムシもけっこういて困ってますけどね。
ハスモンヨトウがどんな奴らなのか、
確認したい人はWikiでご覧ください。
虫が苦手な人は見ない方がいいかも。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%A8%E3%83%88%E3%82%A6

ハスモンヨトウってのは、蛾の一種です。
この蛾の幼虫がイチゴの葉っぱを食い荒らすんですね。


通常、ハスモンヨトウの幼虫は葉の裏とかに隠れているんですが、
表からでも被害がわかります。

新しい葉っぱ、古い葉っぱの区別せずに
どこでも食べ尽くしてしまいます。
まったくもってやっかいな連中なわけです。


こいつらに対抗する取っておきの秘策があります。


その秘策は、「つぶす」ことです。
探して、見つけ出して、「プチッ」っとつぶします。
葉っぱでつぶしたり、
手袋でつぶしたり、
素手でつぶしたり、
でかい場合は下に落して踏んで、つぶしたり。

まだちょっと素手には抵抗感があります。

2010年9月23日木曜日

またまた定植

昨日に引き続き、今日も定植です。
今日は知り合いの農家さんのお手伝い。

昨日は30度を超える猛暑だったのに、
今日は打って変わって気温が落ちて、
20度を下回る寒さ。
そんでもってかなりの雨!
最近のこの気候はほんとにどうなってんだか。


苗の話に戻りますが、
ここの苗は無仮植です。
仮り植えをしていないので、
ポットに入っていません。

だから、今までやった定植とは
かなりやり方が違います。

いろんなところに行くと、
違いが見えてきて勉強になりますねー。

2010年9月22日水曜日

白イチゴの定植

ちょっと前から世間で知られ始めた白イチゴ。

赤いイチゴの定植より少し遅れましたが、
白イチゴの定植となりました。

東京の国立から、国立ファームの方たちが
お手伝いに来てくれて、一緒に定植です。
http://www.kf831.com/top.html

白イチゴの苗は、とちおとめに比べて、
葉っぱが丸い感じです。

定植前から葉水も出ていたし、
元気に育ってくれそうです。

2010年9月20日月曜日

腰ベルト

苗の定植が終わってから、
早くも2週間がたちました。

葉の裏を見て虫をがいるか確認したり、
ランナーを抜いたり、
何千本の苗を一日に見て回ります。

その時は、だいたい中腰なので
さすがに腰にきます。
ずっと中腰でいると、
まっすぐ伸ばせることがうらやましくなります。

まだ痛めたわけじゃないですが、
そういう中腰の作業の負担を
少しでも軽減するために買ってしまいました。
腰ベルト。

立って付けてみると姿勢が矯正される感じで、
なかなかグッドです。

ちょっと不満なのが、そのサイズ。

Mサイズはウェストが64~80cmとなっていたので、
試着してみると、なんとギリギリ。
ウェスト80cmもないのに。。
ちょっと太ったら確実に届かない。

1つ上のLサイズは、80~96cm。
今度は、あまりすぎ。
自分に合う適切なサイズがないようです。

今後太ることはあっても、
これ以上痩せられないだろうし、
Lを購入。

使ってみると、やっぱもうちょい短い方がいいな。

2010年9月19日日曜日

苗の成長

友達が定植してくれた苗が
成長してきました。
もちろん、他の苗も成長してますけど。

たまたま、友達が植えたところが
僕の担当の棟になったので、
日々成長が伺えます。

苗の大きさは植えた時から、
それほど変わってませんが、
新葉が1枚ほど展開しました。

それに伴って、ランナーも伸びてきました。
下に垂れさがって伸びているのがランナーです。
定植したときはまったくなかったのになぁ。。

この苗たちにはランナーは必要ないので
こまめに取ってあげなくてはなりません。

写真を撮ってから、
きれいさっぱりランナーを取って、
すっきりしました。

2010年9月18日土曜日

畝直し

先日の雨のおかげで通路が水浸し。
その後、水が引くときには一緒に土も
持っていかれて、畝が崩れてしまいます。

崩れた畝は、板を使って補整します。

何か所もあるから半日作業で、
他の作業が滞ってしまいます。

これだけ直せば、1年目でもだいぶ慣れますね。


2010年9月16日木曜日

雨の影響

寒かった。
つい先日までは暑い、暑いって
腐るほど言っていたのに、
今日は長そで着てもちょっと寒い。
雨に濡れながら作業したからかな。

雨が降ると多くの作業が滞る。
湿気が多くなって乾きにくいから、
苗に上から直接水をあげられないし、散布もできない。
湿気で病気になりやすい状況だと
ランナーを抜いたり、葉かきで古い葉っぱを取ることもできない。
困ったもんです。

それ以上に困るのは、ハウスの通路に
水が入り込んでくること。

ハウスの中には雨は入り込んでこなくても、
ハウスのすぐ横に落ちた雨水がしみこんできて
通路が川のようになってしまうんです。

台風の時に知ったんですけど、
こういうのって経験してみないとわからないですね。
想像できることじゃないっす。

今日の雨で畝が崩れまくり。
水が引いたら畝直しの作業が待ってます。

2010年9月15日水曜日

為替介入

ひさびさにちょっと農業を離れた話

政府・日銀は円高を阻止するため、
為替介入を行ったとのことだ。

具体的には、円を借りてきて(国の借金)
ドルの債券を買って、ドルを下支えるというものだ。

個人的な見解からすると、
為替介入についてはまったくもって反対だ。
自国の通貨が高いということは
円の資産価値が上がるということで
円資産を持っている日本人にはいいことなのだ。
石油も安く買えるし、海外旅行でも得だ。
輸入物については円高還元セールをやってくれても
輸出会社が円安のときに何を還元してくれたのであろうか。

そもそも、今が円高なのかどうかはわからない。
今からすれば1ドル90円は円安だが、
3年前はそうではなかったからだ。

今後ドルが、70円、60円となっていけば
80円は円安ということになる。

今のところ、短期的にはあるにしても、
中長期的にドルの価値が上がっていくとは想像に難しい。

世間が円高だと騒いでいるからって、
両替所に行って今のうちにドルにしようという
考えは危険な行動に見える。

今後円安に戻るなんて誰も保証していないし、
そもそも40年前は1ドル300円だったのだ。

2010年9月14日火曜日

つくばのイチゴ屋

下妻から車でだいたい40分くらい、
つくば市にやってまいりました。

他の農場にやってくるのは久しぶり。
今日は定植のお手伝いです。

農場によって、畝の高さや幅が違うし、
土の質も違います。

ハウスもけっこう違っていて勉強になります。
普通、ハウスは長方形の土地に建てるものですが、
ここのハウスは後ろ面が斜めになっていました。
長方形の場合は、ハウスの鉄骨を
等間隔に並べておけばいいんですが、
斜めになっているから、最後の面で
左右の間隔が変わってきます。
こういうのもありなんだねー。

ここの農場にはパートのおばさん、もとい、
おねぇさんたちがたくさん来ていて、
社長と楽しそうに作業してるのが印象的でした。

2010年9月13日月曜日

偶然

いっつも農場で土と苗と格闘しているわけですが、
今日はひさびさに土から離れます。

ホームページの会議があるということで、
下妻からはるばる横浜へ。

東京に住んでいる頃は、あまり遠くなかった横浜も、
今はずいぶん遠くに感じるな。

会議のために行ったHP作成会社で出会った人は、
なんと、元同期!
見たことある人が扉の奥でスリッパを用意してくれていました。

同じ会社で働いていた人とこういう形で
会うことになるとは思ってもいませんでした。

今日の会議ではインターネット販売のページレイアウトとか、
どういうページを作ってほしいとか。
ホームページってのは会社の顔になるものなので、
きれいにつくってもらって感謝ですね。
http://www.strawberry-fields-jp.com/

2010年9月12日日曜日

苗の管理

定植後の作業は水撒きとか苗の管理だって聞いていた。

そのくらいしかすることないなら楽になるんじゃないか
って考えていたら、まったくそうではなかった。

水やりだけでも大変だし、防除、ランナー取り、
など一つ一つの作業は簡単でも
数が多くて大変な作業が多い。

さらに今は、普段の苗の管理以外に
新たな秘密兵器を撒いている。
撒くというよりも、
畝の上に敷き詰めている感じだけれど。


テスト的で数苗に導入した時は
すごく元気な苗ができたので、
この秘密兵器でどう育つのか楽しみだなー。

2010年9月8日水曜日

台風対策

台風が迫っていますってことで、
いろいろ対策をしなきゃいけません。

棟に雨が入らないようにしなきゃいけないし、
ハウスの機材が飛ばないようにしたり、
ハウス自身も飛ばないようにしなきゃいけません。

雨がめちゃめちゃ降っている中対策の準備を進めます。
ようやく準備万端と思ったところで、
雨が弱くなってきました。

しかも台風が普通の温帯低気圧に変わるとのこと。
今までの苦労っていったい。。

作業していたときが一番雨降ってるなんて
よくあることみたいですけどね。


2010年9月7日火曜日

散布

苗がまだ育苗棟にある時は2棟だけだったので、
散布は大した作業ではなかった。
けれど、苗植えして、13棟に広がったので、
散布も容易ではなくなった。

今までは数十リットルの散布だったのに、
一気に数百リットルの散布をすることになる。

散布をするときも長~い棒を使って、
一度にたくさんのところに撒けるようにするのだけれど、
この作業も、簡単そうに見えてかなりのハードワーク。
農業ってかなりの重労働なんです。

2010年9月5日日曜日

定植祭り

7月から育苗棟で育ててきた苗が
ついに本圃に植えられる時がやってきました。

今年の予定では、2日間で一気に
苗を植えてしまいます。
さすがにいつものメンバーだけでは
終えられないので、
助っ人メンバーを加えての作業です。

人数がいると圃場に苗を植えていくのもあっという間。


まっ平らで何もなかった圃場に、
畝ができて、
潅水チューブが張られて、
ようやく苗が植わりました。

定植作業には友達が
はるばる東京から助っ人に
来てくれました。

戦力になったかどうかは別として、
東京で働いている時にはできない
貴重な体験ができたんじゃないかな。

彼らの植えた苗がどうなるのか楽しみです。

2010年9月2日木曜日

苦土石灰

石灰は科学的には酸化カルシウムもしくは、
水酸化カルシウムのことで、
カルシウムを含む化合物です。
小学校のグランドに白い線を引く時の、
あの白い粉ですね。

じゃあ、苦土は?ってなるんですが、
これはマグネシウムの業界用語です。
個人的にはマグネシウムって言われたほうがわかりやすい。
マグネシウムは葉緑素を構成する分子です。

だから苦土石灰ってのは、
マグネシウムとカルシウムのことです。

どちらも農作物を構成する成分として重要な要素。
たくさん必要じゃないんだけれど、
なくていはいけないもの。
こういうものをまとめて、微量要素といいます。

苗の表面に薄~~く撒いてから
水で洗い流します。

カルシウムは、撒きすぎに要注意。
葉っぱが固くなりすぎると、
パリパリになってしまいます。

2010年8月28日土曜日

キャンディー作り

農場のほうは、引き続き定植準備中。

圃場を太陽熱消毒から解放して、
苗を植える場所をきめて、
マーキングしています。

太陽熱消毒中のハウスの中はこんな感じ。
まさにサウナ状態です。
畝には古~いビニールがかかってます。
この時しか使わないので、
きれいかどうかは関係ありません。

キャンディーってのは、食べるキャンディーではなくて、
このビニールをキャンディーみたいにまとめて置くんです。
広げたまんま保存しとくわけにはいかないのでね。
キャンディーみたいにしてとっておけば、
スペースも節約できて、次に使う時に
簡単に広げられるんです。

下はキャンディーを作っている時の様子。
バスタブの中に人間が入って、
足でビニールを踏んで、
押し込んでいきます。

できあがり。
はい、キャンディー

これがキャンディー??
でもコンパクトにはなったでしょ。
この写真じゃ大きさがわからんか。。