2010年9月28日火曜日

ポンプ

またまた雨です。

夏の間、ほぼ1ヶ月間降らなかった雨が
これでもかってくらいに降ってきました。

おかげで通路が水浸し。
畝は崩れるし、
作業はできないし、
いいことありません。

通路に溜まった水は
ポンプを使ってくみ出します。

赤いところが水位のセンサーになっていて
自動で水をくみ出してくれます。


それにしても天気ってのは難しいですね。
ハウスで栽培しているからといっても、
天気はとても重要なものです。

今まであんまり天気予報を見ずに
生活してきたのですが、
最近では短時間のピンポイント予報や、
週間予報などは欠かさずに見るようになりました。

気にするのも、
晴れか雨かとかだけではなく、
気温や風の強さや向きとかですかね。

水撒きの量やハウスの管理が
温度や風で変わってくるんです。
天気は奥が深いですね。

2010年9月25日土曜日

ハスモンヨトウ

農業をやっていく上で避けられないのが害虫です。
虫が得意っていう人はあんまりいないかもしれませんが、
僕も普通の人と同様に虫はあんまり得意ではありません。

近頃農場を困らせているのが、このハスモンヨトウ。
アブラムシもけっこういて困ってますけどね。
ハスモンヨトウがどんな奴らなのか、
確認したい人はWikiでご覧ください。
虫が苦手な人は見ない方がいいかも。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%A8%E3%83%88%E3%82%A6

ハスモンヨトウってのは、蛾の一種です。
この蛾の幼虫がイチゴの葉っぱを食い荒らすんですね。


通常、ハスモンヨトウの幼虫は葉の裏とかに隠れているんですが、
表からでも被害がわかります。

新しい葉っぱ、古い葉っぱの区別せずに
どこでも食べ尽くしてしまいます。
まったくもってやっかいな連中なわけです。


こいつらに対抗する取っておきの秘策があります。


その秘策は、「つぶす」ことです。
探して、見つけ出して、「プチッ」っとつぶします。
葉っぱでつぶしたり、
手袋でつぶしたり、
素手でつぶしたり、
でかい場合は下に落して踏んで、つぶしたり。

まだちょっと素手には抵抗感があります。

2010年9月23日木曜日

またまた定植

昨日に引き続き、今日も定植です。
今日は知り合いの農家さんのお手伝い。

昨日は30度を超える猛暑だったのに、
今日は打って変わって気温が落ちて、
20度を下回る寒さ。
そんでもってかなりの雨!
最近のこの気候はほんとにどうなってんだか。


苗の話に戻りますが、
ここの苗は無仮植です。
仮り植えをしていないので、
ポットに入っていません。

だから、今までやった定植とは
かなりやり方が違います。

いろんなところに行くと、
違いが見えてきて勉強になりますねー。

2010年9月22日水曜日

白イチゴの定植

ちょっと前から世間で知られ始めた白イチゴ。

赤いイチゴの定植より少し遅れましたが、
白イチゴの定植となりました。

東京の国立から、国立ファームの方たちが
お手伝いに来てくれて、一緒に定植です。
http://www.kf831.com/top.html

白イチゴの苗は、とちおとめに比べて、
葉っぱが丸い感じです。

定植前から葉水も出ていたし、
元気に育ってくれそうです。

2010年9月20日月曜日

腰ベルト

苗の定植が終わってから、
早くも2週間がたちました。

葉の裏を見て虫をがいるか確認したり、
ランナーを抜いたり、
何千本の苗を一日に見て回ります。

その時は、だいたい中腰なので
さすがに腰にきます。
ずっと中腰でいると、
まっすぐ伸ばせることがうらやましくなります。

まだ痛めたわけじゃないですが、
そういう中腰の作業の負担を
少しでも軽減するために買ってしまいました。
腰ベルト。

立って付けてみると姿勢が矯正される感じで、
なかなかグッドです。

ちょっと不満なのが、そのサイズ。

Mサイズはウェストが64~80cmとなっていたので、
試着してみると、なんとギリギリ。
ウェスト80cmもないのに。。
ちょっと太ったら確実に届かない。

1つ上のLサイズは、80~96cm。
今度は、あまりすぎ。
自分に合う適切なサイズがないようです。

今後太ることはあっても、
これ以上痩せられないだろうし、
Lを購入。

使ってみると、やっぱもうちょい短い方がいいな。

2010年9月19日日曜日

苗の成長

友達が定植してくれた苗が
成長してきました。
もちろん、他の苗も成長してますけど。

たまたま、友達が植えたところが
僕の担当の棟になったので、
日々成長が伺えます。

苗の大きさは植えた時から、
それほど変わってませんが、
新葉が1枚ほど展開しました。

それに伴って、ランナーも伸びてきました。
下に垂れさがって伸びているのがランナーです。
定植したときはまったくなかったのになぁ。。

この苗たちにはランナーは必要ないので
こまめに取ってあげなくてはなりません。

写真を撮ってから、
きれいさっぱりランナーを取って、
すっきりしました。

2010年9月18日土曜日

畝直し

先日の雨のおかげで通路が水浸し。
その後、水が引くときには一緒に土も
持っていかれて、畝が崩れてしまいます。

崩れた畝は、板を使って補整します。

何か所もあるから半日作業で、
他の作業が滞ってしまいます。

これだけ直せば、1年目でもだいぶ慣れますね。


2010年9月16日木曜日

雨の影響

寒かった。
つい先日までは暑い、暑いって
腐るほど言っていたのに、
今日は長そで着てもちょっと寒い。
雨に濡れながら作業したからかな。

雨が降ると多くの作業が滞る。
湿気が多くなって乾きにくいから、
苗に上から直接水をあげられないし、散布もできない。
湿気で病気になりやすい状況だと
ランナーを抜いたり、葉かきで古い葉っぱを取ることもできない。
困ったもんです。

それ以上に困るのは、ハウスの通路に
水が入り込んでくること。

ハウスの中には雨は入り込んでこなくても、
ハウスのすぐ横に落ちた雨水がしみこんできて
通路が川のようになってしまうんです。

台風の時に知ったんですけど、
こういうのって経験してみないとわからないですね。
想像できることじゃないっす。

今日の雨で畝が崩れまくり。
水が引いたら畝直しの作業が待ってます。

2010年9月15日水曜日

為替介入

ひさびさにちょっと農業を離れた話

政府・日銀は円高を阻止するため、
為替介入を行ったとのことだ。

具体的には、円を借りてきて(国の借金)
ドルの債券を買って、ドルを下支えるというものだ。

個人的な見解からすると、
為替介入についてはまったくもって反対だ。
自国の通貨が高いということは
円の資産価値が上がるということで
円資産を持っている日本人にはいいことなのだ。
石油も安く買えるし、海外旅行でも得だ。
輸入物については円高還元セールをやってくれても
輸出会社が円安のときに何を還元してくれたのであろうか。

そもそも、今が円高なのかどうかはわからない。
今からすれば1ドル90円は円安だが、
3年前はそうではなかったからだ。

今後ドルが、70円、60円となっていけば
80円は円安ということになる。

今のところ、短期的にはあるにしても、
中長期的にドルの価値が上がっていくとは想像に難しい。

世間が円高だと騒いでいるからって、
両替所に行って今のうちにドルにしようという
考えは危険な行動に見える。

今後円安に戻るなんて誰も保証していないし、
そもそも40年前は1ドル300円だったのだ。

2010年9月14日火曜日

つくばのイチゴ屋

下妻から車でだいたい40分くらい、
つくば市にやってまいりました。

他の農場にやってくるのは久しぶり。
今日は定植のお手伝いです。

農場によって、畝の高さや幅が違うし、
土の質も違います。

ハウスもけっこう違っていて勉強になります。
普通、ハウスは長方形の土地に建てるものですが、
ここのハウスは後ろ面が斜めになっていました。
長方形の場合は、ハウスの鉄骨を
等間隔に並べておけばいいんですが、
斜めになっているから、最後の面で
左右の間隔が変わってきます。
こういうのもありなんだねー。

ここの農場にはパートのおばさん、もとい、
おねぇさんたちがたくさん来ていて、
社長と楽しそうに作業してるのが印象的でした。

2010年9月13日月曜日

偶然

いっつも農場で土と苗と格闘しているわけですが、
今日はひさびさに土から離れます。

ホームページの会議があるということで、
下妻からはるばる横浜へ。

東京に住んでいる頃は、あまり遠くなかった横浜も、
今はずいぶん遠くに感じるな。

会議のために行ったHP作成会社で出会った人は、
なんと、元同期!
見たことある人が扉の奥でスリッパを用意してくれていました。

同じ会社で働いていた人とこういう形で
会うことになるとは思ってもいませんでした。

今日の会議ではインターネット販売のページレイアウトとか、
どういうページを作ってほしいとか。
ホームページってのは会社の顔になるものなので、
きれいにつくってもらって感謝ですね。
http://www.strawberry-fields-jp.com/

2010年9月12日日曜日

苗の管理

定植後の作業は水撒きとか苗の管理だって聞いていた。

そのくらいしかすることないなら楽になるんじゃないか
って考えていたら、まったくそうではなかった。

水やりだけでも大変だし、防除、ランナー取り、
など一つ一つの作業は簡単でも
数が多くて大変な作業が多い。

さらに今は、普段の苗の管理以外に
新たな秘密兵器を撒いている。
撒くというよりも、
畝の上に敷き詰めている感じだけれど。


テスト的で数苗に導入した時は
すごく元気な苗ができたので、
この秘密兵器でどう育つのか楽しみだなー。

2010年9月8日水曜日

台風対策

台風が迫っていますってことで、
いろいろ対策をしなきゃいけません。

棟に雨が入らないようにしなきゃいけないし、
ハウスの機材が飛ばないようにしたり、
ハウス自身も飛ばないようにしなきゃいけません。

雨がめちゃめちゃ降っている中対策の準備を進めます。
ようやく準備万端と思ったところで、
雨が弱くなってきました。

しかも台風が普通の温帯低気圧に変わるとのこと。
今までの苦労っていったい。。

作業していたときが一番雨降ってるなんて
よくあることみたいですけどね。


2010年9月7日火曜日

散布

苗がまだ育苗棟にある時は2棟だけだったので、
散布は大した作業ではなかった。
けれど、苗植えして、13棟に広がったので、
散布も容易ではなくなった。

今までは数十リットルの散布だったのに、
一気に数百リットルの散布をすることになる。

散布をするときも長~い棒を使って、
一度にたくさんのところに撒けるようにするのだけれど、
この作業も、簡単そうに見えてかなりのハードワーク。
農業ってかなりの重労働なんです。

2010年9月5日日曜日

定植祭り

7月から育苗棟で育ててきた苗が
ついに本圃に植えられる時がやってきました。

今年の予定では、2日間で一気に
苗を植えてしまいます。
さすがにいつものメンバーだけでは
終えられないので、
助っ人メンバーを加えての作業です。

人数がいると圃場に苗を植えていくのもあっという間。


まっ平らで何もなかった圃場に、
畝ができて、
潅水チューブが張られて、
ようやく苗が植わりました。

定植作業には友達が
はるばる東京から助っ人に
来てくれました。

戦力になったかどうかは別として、
東京で働いている時にはできない
貴重な体験ができたんじゃないかな。

彼らの植えた苗がどうなるのか楽しみです。

2010年9月2日木曜日

苦土石灰

石灰は科学的には酸化カルシウムもしくは、
水酸化カルシウムのことで、
カルシウムを含む化合物です。
小学校のグランドに白い線を引く時の、
あの白い粉ですね。

じゃあ、苦土は?ってなるんですが、
これはマグネシウムの業界用語です。
個人的にはマグネシウムって言われたほうがわかりやすい。
マグネシウムは葉緑素を構成する分子です。

だから苦土石灰ってのは、
マグネシウムとカルシウムのことです。

どちらも農作物を構成する成分として重要な要素。
たくさん必要じゃないんだけれど、
なくていはいけないもの。
こういうものをまとめて、微量要素といいます。

苗の表面に薄~~く撒いてから
水で洗い流します。

カルシウムは、撒きすぎに要注意。
葉っぱが固くなりすぎると、
パリパリになってしまいます。